夏の暑い日はプールに入って思いっきり遊びたいですが、気温によっては遊んでいる途中に寒くなり、ブルブル震えてしまうことも…

楽しいプールを台無しにしないため、寒くない気温の目安として、プールは何度から入れるのか知っておきたいところ。

そこで屋外のプールは何度から入れるのか、遊んでも寒くない水温と気温について調べてみました。

またプールで遊んでいる途中の気温の変化に対応するため、寒さ対策も3つ紹介したいと思います。

スポンサーリンク

プールは何度から入れる?理想の水温は?

屋外のプールは何度から入れるのか、遊泳プールの管理・調査を行う「日本プールアメニティ協会」が定めている水温は”22度以上”です。

ただ水温22度のプールに入るとかなり冷たく、ウェットスーツを着用していないとブルブル震えるほどの寒さです。

そのため水温22度で水温に入るのは個人的にはおすすめできません…

 

寒くならずにプールに入れる水温は何度なのか、ヒントとなるのが大阪産業大学が行った実験です。

同大学では各水温下にある25mプールでしばらく泳いだ後、直腸温を測り体温の推移をみるという実験を行った結果、

  • 水温22度以下 → 直腸温は37.5度を下回る
  • 水温24度以上 → 直腸温は37.5度を上回る

という結果を得られました。

 

直腸温の平均体温は37.5度(平常時)なので、37.5度以下の場合は「寒い」と判断できます。

この実験から人間の身体は水温22度以下のプールに入ると寒いと感じ、水温24度以上で寒いと感じないことが分かります。

そのためプールは何度から入れるのか、水温の目安は”24度以上”といえるでしょう。

 

プールに入っても寒くない気温の目安は?

水温の次にプールに入っても寒くない”気温”の目安ですが、日本水泳連盟が編集した水泳指導教本がヒントになります。

水泳指導教本には、プールに入っても寒くないといえる理想の気温は

  • 気温+水温 ≧ 50度
  • 気温-水温 ≦ 6度

と記されていました。

 

この公式に当てはめて、寒くない気温を考えると…

プールに入っても寒くないと感じる水温は24度以上なので、寒くない気温は26度以上といえますよね!

 

ただ想像すると分かりますが、ほぼ裸の状態で気温26度の場所にいるのは水温が寒くない条件をクリアしていても、けっこう過酷です。

寒くない気温の目安が26度以上というのは、あくまで人間の身体が寒くないと感じている数字上の気温です。

皮下脂肪が多く普段から水泳を行っている人は多少気温・水温が低くても寒さを感じないですが、皮下脂肪や水泳経験が少ない人はプールで寒さを感じやすいです。

確実に寒さを感じず入りたいなら、気温26度以上を前提として、そこから自分や一緒にプールにいく友達や子供の体調・体質も考慮してください。

 

ちなみにプールに入る前に気温が26度以上であっても、雨が降ると気温や体感温度は急激に下がります。

天気予報が怪しい時は仮に現在の気温が26度であっても、天気が崩れた時に26度以下になる可能性が高いので、プール遊びは見送ることをおすすめします。

スポンサーリンク

プールが寒い時に行う、寒さ対策3選

気温や水温が最低ラインの時にプールに入ろうと決めた場合、寒さ対策しておくことをおすすめします。

今から紹介する3つの寒さ対策は簡単かつ効果的なので、プールに入る際の気温や水温が心配な方は実践してください。

プールに入る前に冷水シャワーを浴びる

プール前のシャワーは寒さを増大させると思うかもしれませんが、水の冷たさに体を慣らす効果があります。

冷たい水に慣れれば、水温が低めでもプールに浸かった際に寒さを感じにくくなります。

プールから上がる度に体を拭く

プールに入っている時は大丈夫でも、プールから出た瞬間に寒さが襲ってくることがあります。

プールから出た後に寒いと感じるのは、体についた水分が体温を奪うためです。

気温や水温に不安を感じる時は、プールサイドにバスタオルを1枚準備しておき、プールから上がる度に体をサッと拭いてから行動しましょう。

保温性の高い水着を着る

他の水着に比べて高価でスポーティーなデザインなのが欠点ですが、プールで寒さ対策する上では最強のアイテムです。

 

 

保温水着は寒さ対策として使える以外に、UVカット機能も搭載されているため日焼け対策にもなります。

ラッシュガードを着用する手もありますが、ラッシュガードは水泳を目的で作られたアイテムではないので、プールで泳ぐ場合は保温水着の方が快適です。

値段やデザインが許せる場合、保温水着を着て泳ぐようにしましょう。

 

多少寒くてもプールで泳ぎたい気持ちは分からなくもないですが、唇を紫にして震えるほど寒くなると楽しいプールが台無しです。

プール遊び当日は気温(できれば水温)と天気予報をチェックし、寒さ対策した上で遊ぶようにしてくださいね。

スポンサーリンク