食事や歯磨きの時に強い痛みを感じたり、痛みのせいで仕事や家事に集中できなくなる厄介な口内炎。

誰もが一度は経験したことがあると思いますが、とにかく即効で治したいツライ症状ですよね。

口内炎を治すにはマメなうがいで口の中を清潔に保つことが大切ですが、市販のうがい薬は用途に応じて使い分ける必要があります。

また、うがい薬と併せて使用することで、より素早く口内炎を治すことができるおすすめの方法もお伝えします。

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口内炎に効く市販うがい薬まとめ

うがい薬を使用して口の中を清潔にしておけば、細菌による口内炎の悪化を防ぎ回復を早めることができます。

市販のうがい薬はたくさんの種類がありますが、効果によって以下の2種類に分けることができます。

  • のど・口内の殺菌消毒タイプ
  • 抗炎症、炎症の緩和タイプ

各うがい薬の特徴と代表的な市販うがいについて紹介します。

のど・口内の殺菌消毒タイプ

うがい薬の代表ともいえるイソジンうがい薬はこちらのタイプで、主に水で薄めてから使用する商品が多いです。

のどや口内の殺菌・消毒効果が高いため、口内炎の治りを早めるほか、風邪の予防などにおいても使われています。

殺菌消毒タイプのうがい薬は、イソジン以外に、

  • ケンエーうがい薬
  • ポピクルGうがい薬
  • コサジンガーグル
  • キレイキレイ うがい薬

などがあります。

抗炎症、炎症の緩和タイプ

口内炎の痛みに直接効くうがい薬で、口内炎の炎症を抑え痛みを軽減します。

水で薄めて使用する商品以外に、直接炎症が起きている部分に抗炎症成分を噴射して使用するタイプの商品も多いです。

 

殺菌消毒タイプとの違いは、抗炎症・炎症の緩和タイプは口内炎の部分に直接当てないと効果がない点です。

抗炎症・炎症の緩和タイプのうがい薬は治療を目的として使用するものなので、のどや口の殺菌消毒効果はありません。

そのため、風邪予防で使用するうがい薬ではないので注意しましょう。

抗炎症作用のある主なうがい薬は、

  • セピーAZうがい薬
  • 浅田飴AZうがい薬
  • ラリンゴール
  • アズレアイ うがい液
  • パープルショット うがい薬

などです。

 

紹介した2タイプのうがい薬は得られる効果が異なるため、

  • 口内炎の治りを早めたい時 → 抗炎症、炎症の緩和タイプ
  • 口内炎がひどくて痛みが強い時 → 抗炎症、炎症の緩和タイプ

といった使い方をしてください。

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うがい薬以外にマウスウォッシュもおすすめ!

口内を清潔に保つ目的で使用するなら、うがい薬以外にマウスウォッシュも有効です。

  • 薬用リステリン
  • GUM
  • モンダミン

これらの薬用マウスウォッシュはうがい薬に比べて刺激が強いため、口内炎の時に使うと患部にしみて痛いですが、その分殺菌・消毒効果が強いです。

とにかく即効で口内炎を治したい時は、マウスウォッシュを使用する方がいいかもしれません。

 

ちなみに、イソジンなど色がついているうがい薬は洗面ボールを汚しますし、歯を染色するデメリットがあります。

マウスウォッシュならこのようなデメリットはないですし、刺激が弱いタイプの商品もあるので好みに合わせて選べるものいいですね。

 

うがいと併せて行いたい口内炎の対処法は?

口内炎を即効で治したい時は、うがいと併せて今から紹介する方法を実践することも有効です。

口内炎に効く市販薬を使う

うがい薬以外にも塗り薬や貼り薬など、口内炎に効く市販薬は色々と販売されています。

市販薬のタイプ別に、おすすめ商品とその効果をまとめます。

塗るタイプ
  • ブリストル・マイヤーズ「ケナログ口腔用軟膏」

口内炎の痛みを和らげ、患部の炎症を鎮めます。

貼るタイプ
  • 大正製薬「口内炎パッチ大正A」

触れたら痛いほど悪化した口内炎は、患部を刺激から守りつつ炎症を鎮めるようにしましょう。

ビタミン剤を飲む

口内炎の治りを早めるため、皮膚や粘膜の再生を手助けするビタミン類を摂取するのも有効です。

  • 皮膚の粘膜を守る作用があるビタミンB2
  • 皮膚や粘膜の健康維持に役立つビタミンB6

これらのビタミンは口内炎の緩和・改善に効果的ですが体内に蓄積できないため、口内炎の症状がひどい時は意識して継続的に摂取する必要があります。

口内炎に効くビタミン類を多く含んだ商品は、

  • エーザイ「チョコラBBプラス」
  • 第一三共ヘルスケア「トラフル錠」

などが有名です。

塩・はちみつ・梅干しを食べる

薬の使用や服用に抵抗がある方は、民間療法として塩やはちみつ、梅干しを食べることも有効です。

これらの食品には強い殺菌作用があるため、殺菌消毒タイプのうがい薬の代用としても使えます。

ただ、市販薬やうがい薬ほどの効果は期待できないので、口内炎の症状が軽い場合に様子見として使う程度にした方がいいでしょう。

塩・はちみつ・梅干しの有効な使い方も紹介しておきます。

  • 塩:塩水でうがいをする
  • はちみつ:清潔な脱脂綿で患部を拭き、はちみつを塗る
  • 梅干し:梅干しの果肉を口内炎の患部にかぶせるようにして食べる

歯医者でレーザー治療を受ける

最も即効で口内炎を治すことができるのがレーザーによる治療です。

虫歯を治療する時に使う歯科用レーザーを口内炎に直接照射して治療しますが、わずか5分程で口内炎の炎症や痛みを抑えることができます。

レーザーで口内炎を焼いて治療するわけですが、レーザー光は組織の奥くまで影響しないので安全性も高く痛みもほぼありません。

治療できる歯医者さんは限られますが、費用は高くても300円程ですし、妊婦や小さなお子さんでも安心して受けられる方法なのでおすすめです。

 

 

体質によっては頻繁に発生する口内炎ですが、悪化すると癌化する恐れもあるので、できた時は素早く治すことが大切です。

市販のうがい薬や塗り薬などでセルフケアをしつつ、食事ができないほど悪化したり、2週間経っても治らない時は口腔外科を受診するようにしましょう。

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