使い捨てカイロはまとめ買いしたけれど全て使い切れず、気づいたら使用期限切れになっていた…なんてことが多いアイテムです。
未開封の使い捨てカイロなら使用期限が切れても使えそうな気がしますが、開封して普段通り使用しても大丈夫なのでしょうか?
また未開封状態で使用期限切れになった使い捨てカイロの捨て方や、暖を取る以外の使い道も知っておきたいところ。
今回使い捨てカイロの使用期限や、正しい捨て方をまとめていきます。
使い捨てカイロの使用期限は何年?
市販されている使い捨てカイロの使用期限は、購入後2~3年と考えておけば間違いありません。
期限が長いので、今年中に使えなかったカイロでも来年まで保管してシーズンが来た時に開封すれば、問題なく使用できます。
使い捨てカイロはまとめ買いで安くなるので、安売りのタイミングで買いだめしてストックしておくと良いでしょう。
ちなみに使い捨てカイロの中には、長期保管できるように改良された常備用の商品も存在しています。
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上のような常備用の使い捨てカイロは使用期限が5年もあるため、防災リュックなどに入れて災害の時使う用に保管できますが、値段が通常より高めです。
そのため普段使いにはおすすめできませんが、始めから数年ストックする予定で使い捨てカイロを購入するなら、常備用にした方が安心・安全だといえるでしょう。
すぐ使うかストックするか、目的に併せて使い捨てカイロの種類も選ぶようにしましょう。
使用期限切れの使い捨てカイロは使える?
使用期限切れの使い捨てカイロは未開封の状態なら封を開けると温かくなるので、使用期限内のカイロと同じように使えます。
ただ使い捨てカイロの使用期限は、”表示してある温度規格を保証する期間”を基準として定められています。
そのため使用期限切れの使い捨てカイロは温かさが安定せず、
- 適正時間が長続きしない
- 適正温度よりも高い温度まで上がる
- 適正温度以下までしか温かくならない
といった不具合を生じる可能性があります。
私も使用期限切れのカイロをよく使いますが、使用期限内・使用期限切れを比較して、最も違いを感じるのが持続時間です。
もちろん使用期限切れ後1,2カ月なら問題なく使える場合がほとんどですが、時間が経てば経つほど、温かさが長続きしないリスクが高くなるといえます。
長時間外出する時に使い捨てカイロを使う場合、念のため使用期限内のカイロも持ち歩いておくことをおすすめします。
使用期限切れカイロは暖を取る以外の使い方もできる!
使用期限切れの使い捨てカイロを使うのに抵抗を感じる時は、カイロの中身だけを取り出し消臭・除湿剤として使えます。
カイロの中身は靴や冷蔵庫の消臭剤の原料となる”活性炭”なので、高い消臭効果があります。
年単位で使用期限切れになった使い捨てカイロを発見した時は、
- 開封して靴の中に入れる
- 開封した後、小皿の上におきクローゼットに設置する
といった方法で消臭剤兼除湿剤として使いましょう!
また使用期限内の使い終わった使い捨てカイロも消臭・除湿剤として使用可能です。
使い捨てカイロで暖を取った後に消臭剤や除湿剤として使えれば一石二鳥なので、是非暖を取る以外の使い道も試してみてくださいね!
使い捨てカイロ(開封後・未開封)の捨て方
使い捨てカイロの捨て方は自治体によって異なりますが、どの自治体でも未開封状態のカイロは捨てられません。
使用期限切れなどで使わず捨てたい時でも、パックを開封し放熱してから処分する必要があります。
(外のパックは必ず開封しますが、中身の黒い粉を取り出して分類する必要はないので、パックのままで自治体が指定するゴミとして処理します)
カイロを捨てるにはひと手間かかりますが、温かい状態で捨てると思わぬ事故につながるかもしれないので、正しい捨て方を守り処分してください。
続いて開封後(放熱後)の使い捨てカイロの捨て方について、主要都市での捨て方(何ゴミに分類されるのか)をまとめておきます。
- 札幌市 燃えるゴミ
- 横浜市 燃えるゴミ
- 名古屋市 燃えないゴミ
- 大阪市 普通ゴミ
- 神戸市 燃えないゴミ
- 福岡市 燃えないゴミ
開封・放熱した使い捨てカイロの捨て方は地域によって差があるため、安易に燃えるゴミ・燃えないゴミと決めつけるのはやめてください。
何ゴミに該当するのか分からない時は、捨てる前にお住いの地域の自治体に連絡しましょうね。