袋にたくさん入った飴やキャンディは、購入後すぐに食べ切れないので余ってしまいがちですよね。
余った分を後で食べようと思いつつ、いつの間にか忘れてしまい、発見した時「この飴、いつ買ったっけ?」…なんて経験がある人は多いと思います。
飴やキャンディは簡単に賞味期限切れしないだろうと思いつつ、いつ買ったか分からない飴を食べても良いものか不安になります。
また飴やキャンディを暖かい場所で保存すると、ベタベタして袋から取りだせなくなった経験はないですか?
今回、飴・キャンディの賞味期限切れの目安と、べたつきを防止する保存方法についてお伝えします。
飴やキャンディには賞味期限切れがない?
飴・キャンディは緊急時の保存食として使えるため、商品によっては賞味期限が6年の商品もあります。
ただ賞味期限は確実に存在するので、半永久的に食べられる食品だと思わないでください。
ちなみに市販の飴やキャンディは、袋に賞味期限が記載されている商品が多いです。
飴・キャンディの袋に記載されている期限は製造後1年の場合が多いので、賞味期限の記載がない飴・キャンディも、賞味期限は”購入後1年”と考えてよいでしょう。
飴・キャンディは賞味期限切れでも食べられる?
農林水産省によると、賞味期限は”品質が変わらず美味しく食べられる期限”と定められています。
賞味期限は袋や容器を開けないまま、保存方法を守り保管されていること前提で日付が決められるため、開封後の賞味期限は記載された日付より短くなります。
飴やキャンディは腐敗が起きにくい砂糖が主成分なので、1,2年の賞味期限切れなら食べても問題はありませんが、市販の飴やキャンディには砂糖以外の成分も含まれています。
そのため砂糖以外の成分が腐敗し、食べられない場合もあるので
- 溶けてパックに貼りついている
- 舐めたとたん、ボロボロ崩れ落ちた
- 舐めていると以上にヌメヌメ(ドロドロ)していて、歯にくっつく
- 明らかに味がおかしい
上記のような特徴がある賞味期限切れの飴やキャンディは、食べずに処分してください。
飴・キャンディの製造元も早めの食べ切りを推奨!
飴・キャンディを製造する企業も、消味期限切れ商品を食べる行為について注意喚起しています。
例えばカンロ飴で有名なカンロ株式会社は”賞味期限切れ=食べられないわけではない”と前置きをした上で、開封後は早めに食べ切ってほしいと呼びかけています。
またパイン飴を製造するパイン株式会社や、江崎グリコ・森永製菓といった有名菓子メーカーも、”賞味期限までに食べてほしい”と呼びかけています。
飴やキャンディは賞味期限が長いと思わず、早めに食べ切ることを心がけましょう!
飴やキャンディがべたつく理由!服や手についた時の対処法
飴やキャンディやべたつきやすいのは、湿気を含みやすい性質・溶けやすい性質を持っているためです。
袋を開けた時点で湿気が侵入してくるため、飴やキャンディは湿気を吸い込み、べたきやすく(溶けやすく)なります。
べたついた飴でも賞味期限内なら食べられますし、手や服に飴がくっついてもお湯に浸ける(かける)処置をすれば、べたつきは取り除けます。
ただ歯に詰め物がある方やべたついている飴が賞味期限切れだった場合、詰め物が取れたり成分が腐敗している可能性があるので食べるのはやめましょう。
べたつきを防止する保存方法は?
飴やキャンディのべたつきを防止するため最も気をつけるのは、”涼しく乾燥した場所に保存する”ということ。
涼しく乾燥した場所が思いつかない場合、袋から飴を取り出して密封性が高い瓶やタッパーに移し替え、乾燥剤も一緒に入れて日光が当たらない場所に保存しましょう。
個包装されている飴も、密封性が高い容器に乾燥剤と一緒に入れることで、べたつきの発生を抑えられます。
乾燥剤は100均で購入できますが、煎餅や海苔の袋の中に入っているシリカゲルも同じ効果があるので、取っておけば無料でべたつき対策ができますよ!
ちなみに飴やキャンディの保管に最適な温度は15~25℃なので、春・秋・冬は常温保存でOKですが、夏場は25℃以上を超える日も多いです。
夏場に常温保存すると溶けてべたつきやすくなるので、夏の間は冷蔵保存がおすすめです。
保存方法さえちゃんとすれば、飴やキャンディのべたつきは防げますが、
- 冷蔵庫の奥
- 食器棚の下
- 床下収納
といった普段あまり見ない場所にしまうと、保存したことを忘れ、いつの間にか賞味期限切れを迎えてしまう可能性があります。
飴やキャンディを涼しく乾燥した場所に保存するのはべたつき防止対策として絶対ですが、保存したこと自体を忘れないようにするため、
- 保存場所は普段の生活で目につきやすい場所を選ぶ
- 賞味期限が記載されていない場合、手書きで保存した日を記入しておく
といった保存忘れ&賞味期限切れ対策を、併せて行うようにしましょう!