夏に大活躍するビニールプールや浮き輪は、シーズンが過ぎれば任務完了となり、来年の夏までお預けです。

しかし保管方法を間違えると破れるなど大惨事を招き、いざ水遊びするとなった時に焦ってしまうかもしれません。

最悪のケースを避けるため、ビニールプールや浮き輪の保管方法を知っておきたいところ。

また寿命を迎えたビニールプールや浮き輪を使い続けると、素材の劣化が原因で空気漏れなどのリスクが高くなります。

ビニールプール・浮き輪の正しい保管方法・保管に最適な場所と併せて、寿命は何年かもみていきましょう。

スポンサーリンク

ビニールプールや浮き輪は、保管前に汚れを落とす!

保管期間が長くても短くても、ビニールプールや浮き輪は保管前に必ず汚れを落としてください。

ビニールプールには垢や土、細かい石などが付着していますし、浮き輪には海の塩分やプールの殺菌塩素が付着しています。

これらの汚れはビニールプール・浮き輪の素材である「塩化ビニル樹脂」の劣化を招き、寿命を縮める原因になります。

 

洗い方はシーズン中は真水で洗い流すだけで十分ですが、汚れがひどい時や長期保存する時は、以下の手順で行います。

  1. 中性洗剤を薄めたぬるま湯(お湯100ml対し、洗剤小さじ1杯)を用意
  2. スポンジに薄めた洗剤をつけ、擦って洗う
  3. 真水で洗い流して完了

 

サイズが小さめの浮き輪なら、お風呂ついでに持って入り、石鹸で洗った後水やぬるま湯で濯ぐやり方でもOKです。

 

洗ったビニールプール・浮き輪は、日陰で乾かす

ビニールプールや浮き輪を濡れたまま保管するとカビが生える恐れがあり、知らずに放置していると使えなくなります。

洗って汚れを落とした後は塩化ビニル樹脂の劣化を防ぐため、風通しの良い日陰(直射日光が当たらない場所)で乾かしましょう。

乾いた後もそのまま放置せず、なるべく早く空気を抜き、正しい保管方法で保存してくださいね。

 

日陰で干す前、タオルでビニールプールや浮き輪の表面についた水気を拭き取れば早く乾きやすく、乾燥中に泥やホコリが付着しにくくなります。

空気を抜くタイミングは乾燥後が理想ですが、タオルで水気を拭き取った後、形を保てる程度に空気を抜いておけば長持ちしますよ。

 

浮き輪の中に水が入っていた時の対処法

浮き輪の中に水が入っていると完全に乾かないので、日陰干しの前に以下の手順で浮き輪内の水を外に出すようにしましょう。

  1. (空気が入っている状態で)空気栓を下に向け、空気と一緒に水を出す
  2. 再び膨らませる
  3. 1⇒2を繰り返し、中の水がなくなれば浮き輪を膨らませて日陰干しする

スポンサーリンク

ビニールプール・浮き輪の保管方法!最適な保管場所は?

ビニールプールや浮き輪の保管場所・保管方法がこちら

  • 保管場所:直射日光が当たらない冷暗所
  • 保管方法:ゆるめにたたんで、袋に入れて保管

 

保管の際ビニールプールや浮き輪をグッと押さえつけ、折り目をきっちりつけてたたむと、折り目から穴があくリスクが高まります。

コンパクトにして保管したい気持ちは分かりますが、ビニールプールや浮き輪はそれなりに高価な商品なので、寿命を延ばすためにもゆるくたたんでください。

保管に使う袋は元々ビニールプールや浮き輪が入っていたものか、なければ100均で取り扱っているビニールバックや収納ケースに入れます。

 

保管場所は直射日光が当たらない収納部屋か物置部屋がベストですが、なければクローゼットや押し入れでも良いでしょう。

直射日光が当たらず温度変化が少ない場所に保管すれば、来年の夏もビニールプールや浮き輪は活躍してくれるはずです。

 

ビニールプールと浮き輪の寿命

正しい使い方、保管方法を実行したビニールプールや浮き輪の寿命は5年前後ですが、乱暴に扱うと3年ほどしか持ちません。

そもそもビニールプールや浮き輪の原料である塩化ビニル樹脂は、長期使用を想定した耐久性に優れた素材とはいえません。

ビニールプールや浮き輪の寿命を延ばすには、正しい使用方法・保管方法を守るのが最も有効です。

 

少しでも長く同じ商品を使いたいなら、以下のような破れにくいビニールプール・浮き輪の購入を検討してもいいかもしれません。

 

ちなみに使用方法・保管方法を守り使い続けても、寿命は必ずやってきます。

寿命を迎えたビニールプール・浮き輪は処分するしかないですが、処分方法は各自治体によって変わります。

処分する時は、お住まいの自治体に捨て方を確認してから、適切な方法で行ってくださいね。

 

 

小さなお子さんに大人気のビニールプールや、海・プールで欠かせない浮き輪は、暑い夏を楽しく乗り切るために必須のアイテムです。

1,2年で使えなくなるのは悲しいので、使い方はもちろん保管方法にも気を遣い、大切に扱うようにしましょうね。

スポンサーリンク