灯油を扱っている途中、うっかりこぼしてしまった経験がある人は多いのでは?

私も、給油の時に給油ポンプを離してしまい、床や服にこぼしてしまうことがあります。

灯油が服や車のシートに付くとシミになるし、強烈な匂いもちゃんと消えるのか心配ですよね…

今回、灯油をこぼしたときの対処法と匂い消しの方法についてお伝えします!

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服に灯油をこぼした時の対処法

灯油をお気に入りの洋服にこぼしてしまった時は相当ショックですよね。

特に明るい色の服だとシミが目立つし、においがきついのでそのまま外出するわけにもいきません。

服に灯油をこぼした時、真っ先にしそうな行動は灯油がついた部分を水でゴシゴシと洗ってしまうことですが、これは色落ちや服が伸びる原因になるのでNGです。

 

灯油は乾燥すれば自然と蒸発して服から離れていくので、ボロ布やキッチンペーパーなどで垂れている灯油を拭き取った後、風通しが良く火の気がない場所で陰干します。

その後、匂いを消すため油に強い食器用洗剤を灯油が付いていた部分に付け、軽くぽんぽんともみ洗いをします。

洗った部分を水で流し、匂いが取れていれば後は洗濯するだけです。

他の服と一緒に洗っても問題ないですが、気になる人は単独で洗うようにしましょう。

洗って干した後はシミも匂いもなくなりますが、どうしても気になる場合はクリーニングに出した方がいいかもしれません。

 

また、ダウンやコートなど家庭で洗濯が難しい衣類や大切な衣類にこぼした時は、自分で対処するのはおすすめしません。

絶対にきれいに灯油汚れを落とした衣服は、陰干した後なるべく早めにクリーニングに出す方がいいでしょう。

その際、絶対に「灯油をこぼした」と伝えるようにしてくださいね。

 

車に灯油をこぼした時の対処法

灯油を家まで運ぶ際、ポリタンクに付いていた灯油がシートを汚してしまったり、移動中に容器が倒れて灯油が漏れるなんてパターンはよくありますよね。

車の場合も衣類と同じで灯油をこぼした量によって対処法も変わりますが、少量なら個人で十分対処できます。

 

まず、こぼした灯油をティッシュペーパーやボロ布、新聞紙などで拭き取ります。

運転中にこぼした場合、たばこを吸っている時は真っ先に火を消して、なるべく日陰に車を停めて拭き取ってください。

その後、灯油をこぼした部分が車から取り外せるようであれば、取り外してください。

取り外しが難しい場合、風通しが良い日陰に移動して灯油をこぼした部分に風を当て灯油を飛ばします。

 

完全に乾いた後、座席下のシートやトランク下のシートなど洗うことができるものは服の時と同じように食器用洗剤で洗って匂い消しをしましょう。

座席など取り外すことが難しい場所の場合、乾かして灯油を飛ばした後、

  • お茶の葉
  • コーヒー豆のカス
  • 重曹

といった消臭効果の高いアイテムを匂いがする場所に敷き詰め、匂いが消えるまで放置します。

匂いが消えた後は掃除機で吸い取り完了です!

どうしても匂いが消えない場合や、そもそもこぼした量が多すぎてお茶の葉や重曹じゃ匂いに太刀打ちできない場合はクリーニングに頼るしかありません。

車専門でクリーニングを行っているところもあるので、なるべく早めに頼むようにしましょう。

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玄関・床に灯油をこぼした時の対処法

玄関や床に灯油をこぼした場合、車のシートや服の様に染み込まない分、対処法は比較的簡単です。

まず、ボロ布やティッシュペーパーなどを使い、灯油をきれいに拭き取りましょう。

その後、油落としと匂い消しを以下の手順で行い完了です!

油落とし

灯油をこぼした場所に食器用洗剤を付け、スポンジやたわしでゴシゴシとこすります。

油汚れに最も強いのが食器用洗剤なので、灯油の油落としにもおすすめですが、なければトイレやお風呂用洗剤でも代用可能です。

匂い消し

食器用洗剤を水で流したり雑巾で拭き取った後、仕上げに先程紹介したお茶の葉や重曹を使い匂い消しを行います。

灯油がこぼれていた部分に消臭アイテムを敷き詰め、匂いが消えるまで放置しておきましょう。

匂いがしなくなった後は掃除機で吸いとったり、ほうきでちりとりに集めてゴミ箱に捨てれば終了です。

 

ちなみに、粉せっけんや重曹、小麦粉などの粉末は吸水&油落としアイテムとして使うこともできます!

ボロ布やティッシュペーパーなどで灯油を吸い取る前に粉末を振りかけておくと、効率良く油落としと匂い消しができますよ。

 

灯油の匂いに害はあるの?

灯油を大量にこぼした時、対処法と一緒に気になるのが、灯油の強烈なにおいを吸い込むことによる身体への害ではないでしょうか?

灯油の匂いってずっと嗅いでいると気持ち悪くなりそうですよね。

何か害があっても不思議ではない気もしますが、実際、灯油の匂いによる身体への害についてはそこまで心配する必要はありません。

というか、もし匂いを嗅いで害があるような危険物なら国が使用を認めないです。

匂いを嗅いで気分が悪くなるのは肉体的な害ではなく、精神的な要素が多いといえます。

くさやのような匂いの食べ物を例に挙げると分かりやすいのではないでしょうか?

 

ただ、灯油に直接触れるのは“灯油かぶれ”と呼ばれる症状を引き起こすので危険です。

灯油かぶれは湿疹に似たような症状で、灯油に触れた患部が赤くなりただれたりして、かゆみが起こります。

目や口に入った場合は、痛みが生じる場合もあるので危険です。

灯油が手や身体に付いた場合は早急に洗い流すようにして、灯油かぶれになってしまった場合、保湿しつつ回復を待つようにしましょう。

もし、灯油かぶれが治らなかったり悪化するようなら、一度皮膚科で診てもらってくださいね。

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