猫も杓子もタピオカを飲む昨今ですが、流行しているといってもまだまだ謎の多いタピオカドリンク。
タピオカはなぜ人気なのか、そもそものブームはいつからだったのか気になりますよね。
またタピオカには白と黒がありますが、色の違いで味や食感は変わるのでしょうか?
今回タピオカブームはいつからで、なぜ人気に火がついたのか、白と黒の違いと併せてまとめていきます。
”タピオカ”とは?
モチモチした独特な食感が特徴のタピオカは、芋の一種であるキャッサバという植物が原料です。
世界各地の熱帯で栽培されるキャッサバの根茎部分から製造したデンプンが「タピオカ」ですが、日本では水を加え加熱して作った粒々をタピオカと称しています。
そんなタピオカは芋の一種なので、主成分が炭水化物になっていて意外と高カロリー。
グルテンフリーなのでダイエットに効果的なんていわれますが、食べ過ぎは良くありません。
タピオカに限った話ではないですが、ダイエットに効果的な食品でも食べ過ぎると一瞬でカロリーオーバーとなり、痩せるどころか太ってしまうので注意しましょう。
ミスドのポンデリングに使われるなど、食品の増粘剤としても活躍しているタピオカは、いつからか若い人中心に絶大な人気を集める食品となっています。
タピオカ、白と黒の違いは?
タピオカには白と黒があり、二つを食べ比べると味や食感になんとなく違いがありそうな気がしますよね。
しかしタピオカは白と黒の違いはほぼありません。
黒いタピオカは単に白いタピオカにカラメルなどで着色しただけなので、モチモチ度や味に白と黒の違いはないのです。
もし「黒いタピオカの方がモチモチな気がする…」と感じたなら、それは製造工程での水分の量や加熱具合によるもの。
製造元が違えば同じ色でも味や食感は変わると思いますが、同じ製造元のタピオカなら白と黒の違いを探しても色以外の味や食感は変わらないでしょう。
それを踏まえて色々なメーカーのタピオカを食べ比べ、自分の好みを探してみるのも楽しそうですね!
タピオカブームはいつから始まった?
最近よく耳にするタピオカですが、タピオカブームはいつから始まったのでしょう?
実はタピオカブームは現在以外に過去2度起こっていて、初めてのタピオカブームは30年近く前に遡ります。
タピオカの第1次ブームは1992年頃で、今のようなミルクティーではなくスイーツとしてブームになりました。
ココナッツミルクにタピオカが入ったスプーンで食べる中華の定番デザートは、当時のエスニックブームの影響でしょう。
続いて第2次タピオカブームはいつから始まったのか調べると、第1次ブームから16年後の2008年頃、今度はドリンクとして人気沸騰したようです。
タピオカの本場・台湾のお店が日本に上陸し、タピオカ入りミルクティーなどがコンビニにも並ぶようになりました。
そして第3次タピオカブームが2017年頃から現在に至るまでで、再びドリンクとして大フィーバーしています。
原宿や代官山、表参道に新大久保といったタピオカドリンクのお店が多数ある地域では、若い女性やカップルが行列を作っているのを見かけます。
タピオカはなぜ人気?
女子高生や若い女性を中心に巻き起こっているタピオカブームですが、タピオカはなぜ人気を集めているのでしょう?
人気の理由はいくつかあるようです。
インスタ映え
SNSをしていない人が非常に稀な現在、若い世代中心に多くの人が当然のようにインスタをしています。
タピオカドリンクはミルクティー以外にカラフルでポップなカラーのドリンクもあるので、インスタ映えが捗ります。
歩きながら飲食可能
歩きながら食べられるものといえばクレープやアイス、チュロスなどどれも長期的に人気のあるものばかり。
タピオカドリンクもそのひとつで、歩きながら食べること自体がブームになっている今、見た目もかわいいタピオカドリンクが人気なのは当然といえるでしょう。
台湾人気&専門店の日本上陸
日本での台湾人気は年々上がってきており、ここ数年の人気海外旅行先はハワイを抑えて台湾が1位を獲得しています。
台湾では街のあちこちにタピオカドリンクのお店があり、定番ドリンクとなっているようです。
日本にゴンチャや彩茶房、春水堂といった台湾のタピオカドリンク専門店が増えていることもあり、自然と身近なものになっているのかもしれません。
美味しい
タピオカ人気の理由のひとつは、単純に味が美味しいからだといえます。
モチモチ食感と本場台湾の本格的なお茶が絶妙なハーモニーを奏で、カロリーを気にしがちな女性でもさほど罪悪感なく楽しめます。
いつでも流行は女子高生が作るといいますが、タピオカが今なぜ人気なのか、少し分かったような気がします(^^)/
若くない世代からすると「長蛇の列に並んでまで…」と思ってしまいがちですが、美味しいお茶が飲めるならタピオカブームに乗っかるのも悪くないかもしれませんね。