子供から大人まで幅広い世代に人気で、主婦の方にはコスパが良い魚として重宝されている”鮭”。

焼き鮭にして食べる際、皮を食べる・食べないは人によって違うと思いますが、鮭の皮に含まれるカロリーや栄養素が気になりますよね。

また栄養豊富で食べるべきなら、おすすめの食べ方も知っておきたいところ。

今回、鮭の皮のに含まれるカロリーや栄養素、また鮭の皮を使ったおすすめレシピを紹介します。

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鮭の皮に含まれる栄養素は?

食卓の定番魚である鮭ですが、日本人が好んで食べるようになったのは戦後の頃からで、歴史的にはまだ新しい魚といえます。

今では地域それぞれの伝統料理として色んな食べ方が伝わっている鮭ですが、皮には

  • DHA・EPA
  • カルシウム
  • ビタミンD
  • コラーゲン

 

といった、多くの栄養素が豊富に含まれています。

さっそく鮭の皮に含まれる、各栄養素の効果をみていきましょう。

DHA・EPA

DHAとEPAは魚油に含まれる成分で、正式名称はDHAが”ドコサヘキサエン酸” 、EPAが”エイコサペンタエン酸”といいます。

どちらもヒトの体内では生成できない栄養素なので食品やサプリメントから摂取するしかなく、皮と身の間にある脂質に多く含まれています。

 

DHA・EPAには、

  • 記憶力や判断力を維持する(脳の老化防止)
  • 生活習慣病(動脈硬化・糖尿病など)の予防
  • 血管を柔らかくする(DHA)
  • 血液をサラサラにする(EPA)

といった様々な効果があり、子供からお年寄りまで幅広い年齢の方に摂取が勧められている、健康維持において非常に大切な栄養素です。

カルシウム

牛乳や小魚に多く含まれている栄養素・カルシウムですが、

  • 骨や歯を作る
  • イライラやストレスを抑え、精神を安定させる

といった効果があります。

カルシウムは体内に吸収されにくい栄養素ですが、鮭の皮にはカルシウムの吸収を促進するビタミンDが含まれているため、効率良く体内に取り込めます。

コラーゲン

コラーゲンは体を作っているたんぱく質の一種で、

  • 肌のハリ・弾力を維持する
  • 肌の乾燥やシワを防ぐ
  • 関節の動きをサポートし、痛みを軽減する

といった、様々な美容・健康効果が期待できます。

鮭の皮と身の間に多くのコラーゲンが含まれているので、美容・健康に気を使っている人は鮭の身と皮を剥がさず食べることをおすすめします。

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カロリーはどれくらい?

鮭の皮は油っぽいイメージがあるので、「量の割にカロリーが高いのでは?」と思うかもしれません。

しかし鮭の皮のカロリーは思っている以上に低く、皮あり・皮なしで比較しても大差はありません。

身と皮を一緒に食べていたとしても、カロリーの過剰摂取とはいえないので安心してください。

 

ちなみに鮭の身と皮の間にあるプルプルした油っぽい部分は油の塊ではなく”コラーゲン”です。

身と皮の間には脂質も多く含まれていますが、魚に含まれる油は牛肉や豚肉に含まれる油とは違いDHAやEPAが含まれているため、健康効果が非常に高いです。

DHAやEPAは”必須脂肪酸”と呼ばれ健康を維持する上で非常に大切な栄養素ですし、先程も述べたように必須脂肪酸は体内で生成できないため、食べ物から摂取するしかありません。

 

ダイエット中、痩せるためだと思って体にとって必要な脂質まで制限すると、体調を崩す原因になります。

減量に成功しても病気を患うと本末転倒なので、健康的に痩せるためには”鮭の皮だけ食べない”といった無理な制限はしないでくださいね。

 

鮭の皮、おすすめの食べ方!レシピ3選

DHAやEPA、コラーゲンなどの栄養素は鮭の身と皮の間に多く含まれるため、鮭を調理する際は皮を剥かずに調理することをおすすめします。

鮭の身と皮を一緒に食べることに抵抗がある方のみ、鮭の皮だけを美味しく頂けるように、

  • 鮭皮チップス
  • 鮭の皮+梅わかめ混ぜごはん
  • 鮭の皮お茶漬け

といった、鮭の皮にアレンジを加えた食べ方がおすすめです。

鮭の皮チップス

ダイレクトに鮭の皮だけを食べられるシンプルなレシピで、作り方も以下のように簡単です。

  1. 鮭の皮を一口サイズに切る
  2. アルミホイルの上に鮭の皮を置き、トースターで約10分加熱
  3. 皮がパリパリになれば、お好みで塩やレモン汁をかけて完成

 

料理が苦手な方でも一瞬で作れますし、食べ方もおつまみとしてはもちろん、子供の健康的なおやつとしてもピッタリです。

鮭の皮+梅わかめ混ぜごはん

焼いた鮭の皮を、梅わかめごはんに混ぜるだけで完成。

梅の酸っぱさと鮭の塩っ辛さがご飯にピッタリで、梅に含まれるクエン酸にはカルシウムの吸収を促進する効果があるため、鮭と相性抜群です。

また梅は抗菌効果も高いので、おにぎりにしてお弁当に入れるのもおすすめです。

鮭の皮お茶漬け

鮭の皮の旨味をそのまま頂ける一品で、お茶漬けは米をそのまま食べるより消化しやすくなり、体も温まるので夜食に最適です。

作り方も簡単で、ご飯に温かいお茶と市販のお茶漬けの素+焼いた鮭の皮を入れれば完成。

お茶漬けのもとを変えれば、色々な味のバリエーションが楽しめます。

 

 

鮭の皮は栄養豊富で美味しいので、食べないで捨てるのはもったいないです。

身と一緒に食べるも良し・皮だけをアレンジして食べるも良しなので、残さず食べ切るようにしましょうね!

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