カビが生えたみかんを食べようとする人はいませんが、カビが生えたみかんの周りにあるみかんは「食べるor食べない」で意見が分かれるところ。
無傷なら食べれると思っている人が多いですが、カビが生えていなければ安全と考えて良いのでしょうか?
またみかんのカビは埃のように空気中に舞いやすいですが、うっかり吸い込むと害があるのでしょうか?
当記事では、
- カビが生えたみかんの周りにある、無傷(カビが生えていない)みかんの安全性
- みかんのカビは人体に害があるのか
これらの答えをまとめていきます。
カビが生えたみかん、周りのみかんは無傷なら食べれる?
箱買いしたみかんを放置していると、すぐ発生してしまうカビ。
潔癖な方はカビが生えたみかんを見つけただけで、周りも全て処分しようと考えるかもしれませんが、無傷なら食べれます。
ただカビが生えたみかんに接するみかんは、カビに汚染されている可能性が高いです。
注意深く周りを確認し、カビが生えていないのを確認してから食べるようにしましょう。
またカビが生えたみかんを触った後、そのまま無傷のみかんの皮を剥いて食べるのも危険です。
カビが生えたみかんを処分した後きれいに手を洗い(できれば手をアルコール除菌して)、その後無傷のみかんを剥いて食べるようにしましょう。
カビが生えたみかん、皮を剥いて無傷なら食べれる?
カビが生えたみかんは、皮を剥いて中身が無事であっても食べるのはおすすめしません。
”皮にカビが生えたみかん=中身もカビ菌に汚染されているみかん”である可能性が高いので、きれいに見えても実際はカビを食べているようなもの。
幸い中身が無事な場合もありますが、みかん1個・2個でギャンブルするのは無謀なので、カビが生えたみかんは全て捨ててください。
ちなみにみかんなど柑橘類の皮はカビが生えにくくなっており、正しい保存方法を行えば3か月以上も日持ちします。
「すぐみかんにカビが生える…」と悩んでいる人は、別記事で正しい保存方法を紹介しているので実践してみてください!
みかんについたカビ、吸い込むと害がある?
カビが生えたみかんを捨てようと整理していると、どうしてもカビの胞子が舞い上がりますよね…
みかんについたカビを吸い込んでしまうと体への害が気になりますが、舞い上がったカビを吸い込んだ程度では人体に害が起きる可能性は低いです。
そもそもみかんの皮につく”青カビ”は、大量に吸い込みでもしない限り人体に無害です。
ただ、みかんに付着するカビは青カビだけではなく、稀に有害なカビ菌が潜んでいる場合もあるので絶対大丈夫とは言い切れません。
また無害な青カビでも、吸い込んだ量が多いとアレルギー症状が起こる可能性があります。
カビを吸い込んだ時の害をそこまで気にする必要はないですが、みかんのカビを発見した時は念のためにマスクと手袋を着用し、選別作業をすれば安全だといえるでしょう。
カビが生えたみかん、うっかり食べてしまうとどうなる?
みかんの皮を剥いて食べた後にカビを発見した場合、吸い込むより大量のカビ菌を体内に取り込むことになりますが、どうすることもできません。
「カビが生えたみかんを食べてしまった」と病院に診察へ行っても、
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
- 発熱
といったカビ菌が原因と思われる食中毒・アレルギー症状が確認できない場合、様子をみてくださいと言われる可能性が高いです。
カビが生えたみかんを食べてしまった時は、まず慌てず経過を観察するようにしてください。
自分ではなく子供が食べてしまった場合も同じで、食中毒・アレルギー症状が出ていないなら深く考える必要はありません。
心配なら病院ではなく相談ダイヤルにかけてみて、指示を仰ぐのも良いかもしれませんね。
みかんに生えるカビの多くは人体に無害な青カビなので、吸い込む・食べるなどして体内に取り込んでも慌てる必要はありません。
ただ”みかんに生えるカビ=青カビ”と断定はできないですし、青カビだとしても体質によってはアレルギーを引き起こして命の危険にさらされる可能性もあります。
無害といえどもカビ菌を体内に取り込まない方が良いのは確かなので、カビが生えたみかんを処理する時は
- カビが残っていないか注意深く確認する
- カビを吸い込んだり食べたりしないよう、手袋・マスクを着用する
- カビが生えたみかん処理後は、手をきれいに洗う
これらを徹底しましょう。