寝ている時は目を閉じるのが普通ですが、「半目で寝てたよ」「いつも目を開けて寝るの?」なんて、目を明けて寝る状態を指摘されたことはないですか?

目を開けて寝る人は意外と多く、大人だけでなく子供でも半目で眠る子はたくさんいるようです。

目を開けて寝る原因が気になりますが、目が乾燥したり異物が入ったりするのも怖いので、治し方についても知っておきたいところ。

今回、目を開けて寝てると指摘された人、パートナーや子供が目を開けて寝てるので心配になった人へ向け、原因と治し方をまとめておきます。

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目を開けて寝ても大丈夫?

「いつも半目で寝てるから、問題ないだろう」と、目を開けて寝ている状況をそのままにしておくのは危険で、

  • 目が乾燥し、目の病気にかかるリスクが高まる
  • 眼球に傷がつきやすくなる
  • 睡眠の質が悪くなり、疲れがとれにくくなる
  • 見た目が不気味なので、友だちやパートナーに心配される

といったように、様々なデメリットがあります。

 

特に思春期の子供や付き合いたての彼氏・彼女がいる方にとっては、健康的なデメリット以上に精神的なデメリットも大きいです。

「半目で寝てるのを知られたくない…」そう思うことでストレスがたまり、精神的に追いつめられる可能性だってあります。

 

目を開けて眠る症状は一過性のものだけでなく、習慣化している場合も多いです。

早めに原因と治し方を突き止め、様々なリスクを軽減したい方は改善に向けて努力しましょう。

 

目を開けたまま(半目で)寝る原因

目を開けて寝る原因は人によって異なり、中には原因不明の場合もありますが、まずは今から紹介する3つの原因を疑ってみましょう。

 

まぶたより眼球が大きい

一言でいえば、物理的な要因で目をきちんと閉じにくくなっている状態です。

目が大きい方は愛らしく魅力的に感じますが、目が大きい人ほどまぶたをきちんと閉じにくいため、半目状態になりやすいです。

また眼球が出ている方も目が大きい人と同じく、物理的な要因で目を閉じにくいため、寝ている時に半目状態になりがちです。

 

眼球が出ていると瞳が乾きやすくなるため、ドライアイのリスクが高まります。

放置すると視覚障害のリスクも高まるので、心当たりがある方は一度眼科で相談してみましょう。

 

全身の筋肉が緊張している

本来なら睡眠に入ると全身の筋肉が緩み、まぶたも自然と閉じるので半目で寝ることはありません。

しかし日々ストレスや運動不足により全身の筋肉が緊張しやすくなると、上手に目を閉じれなくなり目を開けたまま眠ってしまうことが多くなります。

筋肉の緊張は一過性の場合が多いですが、慢性的にストレスや運動不足が続いている方は、毎日目を開けたまま寝ているかもしれません。

慢性的なストレスや運動不足は目を開けて寝る原因になる以外に、様々な病気を招く恐れもあるので要注意です。

 

眼輪筋の衰え

年齢を重ねた方に多い目を開けて寝る原因が、目の周りの筋肉である眼輪筋の衰えです。

眼輪筋はまぶたを動かす時に使う筋肉で、涙の量を調節する働きもあります。

加齢は全身の筋肉が衰える原因になるので眼輪筋も例外ではなく、年齢を重ねるとともに衰えていき、その結果目をきちんと閉じて眠れなくなります。

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目を開けて寝る症状は子供に多い?

目を開けて寝る人の中には子供も含まれいて、ネットの掲示板でも「うちの子は目を開けて寝ている」との書き込みを見かけます。

結論からいえば子供が目を開けて寝るのは自然な現象で、成長するにつれて目を閉じて眠るようになるので心配いりません。

 

子供が目を開けて寝る原因の多くは、まぶたに残っている”腱”で、目を閉じるとまぶたが腱に引っ張られてしまうので自然と目が開くのです。

まぶたの腱は非常に脆く、目をいじったり擦ったりすると切れてしまうので、大抵は歳を重ねるうちになくなります。

 

ただ中学生、高校生と子供が成長しても毎日目を開けて寝ている場合、腱が切れていなかったり、別の原因で半目になっているのかもしれません。

子供が気にするようであれば、次に紹介する対策を実践してあげましょう。

 

目を開けて寝る・半目で寝る状態の治し方

基本的にまぶたより眼球が大きいなど物理的な原因で目を開けて寝てしまうのは、手術なしで治すのは難しいです。

ただ「手術してまで…」なんて思う人がほとんどだと思うので、目をほこりや乾燥から守るため睡眠用アイマスクを着用し、眠るようにしましょう。

アイマスクは安眠効果アップや目の疲労を回復する効果も期待できます!

 

アイマスクをつけて眠るのが苦手な方は、眼科で相談した後、医療用テープの購入を検討するのもおすすめです。

 

また40代以上で目を開けて寝ている人、日頃から運動不足を感じている方は眼輪筋を鍛えるのも治し方の一つといえます。

下の眼輪筋トレーニングを1セットとして、毎日5回を目安に続けていけば、眼輪筋が強くなり完全に目を閉じて眠れるようになるはずです。

 

 

目を開けて寝ている自覚がなくても、朝起きて目の乾きや違和感を感じることが多い人は半目状態で寝ている可能性があります。

目を開けて寝る状態を続けるのはデメリットしかないので、家族や友人、時には眼科に協力してもらい、発見と改善を心がけていきましょう!

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