装着した当日中に役目を終える使い捨てマスクですが、再利用できないのか気になったことはありませんか?
最近はマスクにかける消毒スプレーも売ってるので、洗ったり消毒スプレーして2,3日使えるのであれば、コスパがさらに良くなりますよね!
今回、使い捨てマスクを洗ったり、消毒スプレーを吹きかけて再利用できるのかまとめていきます。
使い捨てマスクの再利用は危険?
使い捨てマスク(不織布マスク)は一度きりの使用を前提として作られるため、再利用はおすすめしません。
同じマスクを何日も再利用し続けるのは、衛生面に不安が残るので基本的には1日1枚消費していきます。
ただ使い捨てマスクが売り切れでストックがない時など、緊急事態の場合は再利用を検討しても良いでしょう。
使い捨てマスクの再利用は衛生面が不安ではあるものの、花粉やウイルスの侵入を防ぐ効果が1日の使用でなくなるわけではありません。
もし再利用する場合、同じマスクの使用は長くても3日までにして、洗わずそのまま使ってください。
使い捨てマスクを再利用する際は、内側にウイルスや花粉がつかないよう、真ん中で折り内側を守るように保管してくださいね。
消毒スプレーの効果や頻度、使うタイミングは?
アルコールを含んだ消毒スプレーは、マスクに付着したウイルスの除去に効果的です。
消毒スプレーは軽く吹きかける程度で十分なので、マスクがべちょべちょにならない程度に噴射してください。
使い捨てマスクに消毒スプレーする時は、以下の手順で行うのがおすすめです。
- フィルター部分に触れないようにゴム部分を持つ
- 20~30センチ離した場所から、裏表1回ずつスプレーを吹きかける
消毒スプレーを使う頻度も、使い捨てマスクを外したタイミング(ご飯の時、家に帰った時など)、1日1~2回で十分です。
頻繁に吹きかけるとマスクが劣化し、花粉やウイルスをシャットアウトする効果が弱まります。
1日使うだけなら消毒スプレーなしでも良いぐらいなので、「消毒スプレーしないと…」と神経質になる必要は一切ありません。
むしろ消毒スプレーするためマスクを外す行為の方が危険で、フィルター部分についた花粉やウイルスに触れるリスクを高めてしまいます。
消毒スプレーを使うならマスクを外さないといけないタイミングのみにして、1日3回以上の”使い過ぎ”には注意してくださいね。
使い捨てマスク、洗って使うのはなぜNG?
使い捨てマスクのフィルター部分に使われている不織布は、耐久性が低い素材です。
雨で濡れただけで繊維が劣化してフィルター機能が弱まるので、ネットに入れて洗濯機で洗ったりすると、見た目の変化がなくてもマスクとしての機能は失われてしまいます。
また殺菌のために消毒スプレーの他、煮沸やハイタースプレーをしようと考えるかもしれませんが、これらの使用も絶対にNGです。
緊急事態で再利用するとしても、殺菌・除菌は消毒スプレーの使用までで止めておきましょう。
ちなみに風邪やインフルエンザを予防したいなら、マスクの消毒より手の消毒を優先した方が効果的です。
マスクを外す際、マスクに付着していた菌やウイルスが手に付着するかもしれないので、マスクを外した後はすぐに手をアルコールで消毒してください。
再利用できるおすすめマスク2選!
不織布マスクなどの使い捨てマスクではなく、洗って再利用できるマスクもあります。
ガーゼマスク
|
いわゆる”給食マスク”と呼ばれる四角いものだけでなく、立体マスクで鼻と口をしっかりガードしてくれるマスクも販売されています。
唾が飛ぶのを防ぐのではなく、ウイルスや花粉から身を守るためにマスクを付ける場合は、立体タイプのマスクを選びましょう。
マスク不足になる前に購入しておけば、1枚で長期間使い続けられるのでおすすめです。
マスクカバー
台湾でもマスクがなかなか買えないので、マスクカバーが最近売れているようです。カバーを洗って中のマスクは使いまわしするようで、商売ほんと上手だなと思う。 pic.twitter.com/V8fcZb1HM4
— ぷらっと台湾 (@plattaiwan) February 22, 2020
マスクカバーとは布で作られたカバーの中に、使い捨てマスクのフィルター部分を入れて使うマスクのことです。
あらかじめ耳の長さに調節したゴムをマスクカバーにつけておけば、簡単にマスクとして使用できます。
使い捨てマスクのフィルターが直接鼻や口に当たらないので、外のマスクカバーのみ洗濯をして中のフィルターは消毒スプレーで除菌すれば、どちらも繰り返し使えます。
これらのマスクは再利用できるのがメリットですが、いくら洗濯できるといっても洗濯回数は10~15回が限界です。
コスパや衛生面を考えると不織布マスクの方がおすすめではあるので、風邪・インフルエンザや花粉対策でマスクを購入するなら
使い捨てマスク(不織布マスク)>ガーゼマスク・マスクカバー
だと覚えておいてくださいね。