安くて美味しい“くら寿司”は家族や友達みんなで外食する際、真っ先に名前が挙がることも多い回転寿司チェーンの鉄板ですよね!

看板に大きく記載された“無添”が印象的なくら寿司は、他の回転ずしチェーンと比較して安心・安全を強くアピールしています。

無添を掲げているので「食品添加物を一切含まない!」と思うかもしれませんが、実際は完全な無添加でないので注意が必要です。

また、くら寿司はSNSでよく「ネタが小さい」なんて言われるので、くら寿司ファンとしてはホントなのか気になるところ。

今回くら寿司が無添加ではない理由や、ネタが小さいのは本当なのか他の回転寿司チェーンと比較してみました。

スポンサーリンク

くら寿司は無添加ではない!“無添”の意味

無添と言われると、私たちは「食品添加物を一切使用していない」と思いますが、くら寿司の公式ウェブサイトを見ると以下のように書かれています。

無添加への取り組み

私たちはお客様の健康を最優先したいという基本思想のもと、全ての食材から“四大添加物”を排除。

化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料を一切使用していません

実現までには長くの歳月と多くの投資、不屈の精神があり、遂に他社が追随できない四大添加物排除を実現しました。

くら寿司の全食材は「安全・安心」からできています。

 

上記の内容から“無添”が指すのは、化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料の4つの添加物のみだと分かります。

無添加でないなら、「安心して食べられる?」「四大添加物とは?」といった疑問が浮かびますよね…

 

くら寿司のお寿司は安心して食べられる?

まず「安心して食べられる?」という疑問の回答ですが、結論からいえば安心して食べられます。(当たり前ですがw)

基本的に食品添加物は厚労省が身体への害を調査し、最低限の安全性が確認できたものだけが使われています。

 

そもそも食品添加物を全て排除してネタを提供する形にすると、食中毒の危険性が高まるなど新たな危険が生まれます。

(とれたての魚なら限りなく食中毒の危険性が低くなりますが、1皿100円といった低価格で提供するのは不可能です)

くら寿司に限った話ではなく、「食中毒の発生=廃業」といえる飲食店業界全体において、食品添加物の使用は避けて通れないのです。

食品添加物が身体に悪いのは確かですが、ある意味“必要悪”であることを忘れないでください。

 

くら寿司が提供するお寿司は無添加ではないですが、食中毒の危険性などを考慮した上で添加物削減に努めているのは評価できると思います…

“無添”というアピールの仕方がいかにも“完全無添加”をイメージさせるため、よくなかったんでしょうね(^-^;

スポンサーリンク

くら寿司が排除に成功した“四大添加物”とは?

くら寿司が排除に成功した添加物の使用目的や、懸念される身体への害は以下のとおりです。

化学調味料 食品にうま味を加えるため使用

天然のうま味成分を、化学的に引き出し精製。

例えばサトウキビを原料に人工的に発酵させ、うま味成分であるグルタミン酸を引き出すといった方法です。

大量に摂取した場合、偏頭痛や緑内障を引き起こす、味覚障害になるといった害が報告されています。

人工甘味料 食品に甘みを与えるため使用

砂糖の何倍もの甘さを持つため少量で甘みを作り出すせます。

また砂糖より低カロリーなので、ダイエット食品としても認知されています。

大量に摂取した場合、糖尿病や発がん、未熟児を出産するリスクが上がるとされています。

合成着色料 食品に着色したり、色を保つため使用

食品本来の色を保つのは大変難しいので、人工的に色味を加えて見栄えのよい食品を作ります。

大量に摂取した場合、発がん性やアレルギー症状を引き起こす可能性があります。

人工保存料 食品の腐敗・酸化を防ぐために使用

食中毒のリスクを減らすために使われる添加物で、微生物の繁殖を抑え、食品の腐敗を防ぐ目的があります。

大量に摂取した場合、発がん性やアレルギー症状、また遺伝子を傷つけるリスクがあると報告されています。

 

四大添加物の詳細をみると、どれも危険な一面をもつ添加物なので、「くら寿司、頑張ったな~」なんて思いますよね!

 

ちなみに“四大添加物”という言葉は、くら寿司が独自に作った造語で、定義もくら寿司が独自に作ったものです。

ここまで考えたなら、“無添”じゃなくて“四大添加物排除”というキャッチフレーズにした方が良かった気もしますが…

生き残りが争いが激しい業界だけに、インパクトのあるキャッチフレーズが欲しかったんですかね(^-^;

 

ちなみに過去、“無添”のキャッチフレーズが嘘くさいとネット掲示板に書かれたことにくら寿司が激怒し、裁判になったことがあったようです。

裁判所の判決は、くら寿司側の敗訴。

書き込みはくら社の社会的評価を低下させる内容ではない。仮に低下させたとしても、書き込みには公益性があるので違法性はない。

くら寿司のウェブページには四大添加物以外の添加物使用の有無が記載されていないため、書き込みの意見は真実

との判決が下りました。

 

まぁ、当然の判決結果と裁判所の見解ですよね。

私たち消費者側は情報提供する会社側を信じるしかないので、もっと分かりやすい表現を使うべきだとは思います。

 

ネタが小さいって本当?他店と大きさを比較!

“無添”表記のモヤモヤの次に「ネタが小さい」なんて…、なにかとマイナスなイメージを持たれている、くら寿司。

ネタの大きさなら目に見える情報なので、白黒はっきりできるはず!

さっそく回転寿司チェーンの4大大手、くら寿司・スシロー・かっぱ寿司・はま寿司で、寿司ネタの定番・まぐろの大きさを比較してみましょう。

 

  • くら寿司 約8センチ
  • スシロー 約6センチ
  • かっぱ寿司 約6センチ
  • はま寿司 約7センチ

 

当たり前ですが回転寿司チェーンはネタの大きさや厚さを測って提供していないので、上のサイズは参考程度ですが、一番大きかったのは“くら寿司”でした!

この結果から「くら寿司のネタが小さい」という情報はデマだと分かります。

 

かといってスシローやかっぱ寿司のネタが小さいとも思わないので、回転ずしチェーンのネタ大きさ勝負は、おそらく

訪れた店舗や日にち・時間によって勝者が変わる

といえるでしょう。

 

個人的には、くら寿司はシャリとネタのバランスが良いので他の大手3社と比較して、食べやすいイメージです。

また、くら寿司ではシャリを半分にした“シャリプチ”というサービスも行い、女性やお子様、高齢者目線での食べやすさも追求しています。

 

 

添加物の排除といい、食べやすさを追求する姿勢といい、競争が激しい業界でくら寿司が生き残りをかけて努力しているのは確かです。

“無添”の真相を知ると嫌悪感を抱く人もいるかもしれませんが、くら寿司人気が衰えることはまだまだなさそうですね!

スポンサーリンク