仕事や学業が忙しくて一刻も早く風邪を治したい時、風邪薬と併せて栄養ドリンクを購入する人は多いのではないでしょうか?
風邪を治すには栄養補給が大切なので、手軽に飲める栄養たっぷりなドリンクは風邪にも効果がありそうですよね!
しかし、風邪で弱っている時に栄養ドリンクを飲む場合、飲み方を間違えると思わぬ副作用につながる危険があります。
今回、風邪に効くおすすめの栄養ドリンクを紹介するとともに、風邪薬と併用する際の注意点もお伝えします。
風邪で栄養ドリンクを飲む時の注意点!
当たり前ですが栄養ドリンクは風邪薬とは違い、風邪を治す目的で作られていません。
もし選び方を間違えると、効果がないどころか、かえって風邪を悪化させる原因になりかねないので注意が必要です。
風邪に効く栄養ドリンクの選び方にはポイントがあるので、必ずチェックしてから購入するようにしましょう!
ノンカフェインのものを選ぶ
栄養ドリンクにはカフェイン入りの商品と、そうでない商品があります。
カフェインには覚醒効果があるので、風邪のだるい症状や頭痛を緩和するのに役立ちますが、有効なのは適量を守って摂取した場合のみです。
市販されている風邪薬には、風邪の症状を緩和するためカフェインが含まれるものが多いです。
風邪薬を飲んだ後、さらにカフェイン入りの栄養ドリンクを飲むと、明らかにカフェインの過剰摂取になります。
適量であれば風邪の症状緩和に有効なカフェインですが、取りすぎると眠れなくなり、風邪の回復を遅らせます。
また、カフェインは刺激物なので空腹の状態で大量摂取すると胃が荒れてしまい、胃痛を引き起こす原因にもなります。
風邪の時、風邪薬と併せて栄養ドリンクを飲む場合は必ずノンカフェインのものを選ぶようにしましょう。
風邪を治すために必要な栄養素を多く含むものを選ぶ
風邪を早く治すには、抵抗力を高めたり体力回復効果の高い栄養素を多く摂取することが大切です。
風邪の時に意識して摂取したい栄養素は、
- 抵抗力を高めるビタミンC
- 体力回復を手助けするビタミンB群
- 免疫細胞を活性化させる必須アミノ酸(アルギニン等)
などです。
高額な栄養ドリンクによく入っている“高麗人参”には、必須アミノ酸やビタミンCが含まれているのでおすすめです。
また、風邪の時は体を温めることも重要なので、生姜エキスや甘草エキスが配合されているものも有効といえるでしょう。
値段と効果は比例する
普段から栄養ドリンクを愛用している人は知っていると思いますが、栄養ドリンクは価格にかなり差があります。
正直、200円程度の栄養ドリンクには風邪を回復させるほどの効果はありません。
普段の一本には最適かもしれないですが、弱った身体を回復させるには高額な栄養ドリンクに含まれる有効成分の手助けが必要です。
効果を期待して栄養ドリンクを購入するのなら、今から紹介する”値段もそれなりだが効果抜群の栄養ドリンク”を選びましょう!
風邪に効く!おすすめの栄養ドリンク
栄養ドリンクの種類は実に多く、マイナーなものも含めると軽く100は超えます。
今回、ドラックストアやコンビニなどで買えるメジャーな栄養ドリンクの中から風邪に特化して有効な商品を2つ、厳選して紹介します。
【ユンケル】ユンケル黄帝液DCF
価格:1000円前後
ユンケルが製造している栄養ドリンクはたくさん種類がありますが、風邪のときに一番おすすめなのがユンケル黄帝液DCFです。
ノンカフェインなので風邪薬との併用もできますし、ビタミンB群をはじめ体力回復に有効な生薬がたくさん含まれています。
私は「風邪かな?」と思ったらいつも寝る前にユンケル黄帝液DCFを飲んでます!
実際効果を実感している分、かなりおすすめできます(^^)/
大正製薬【ゼナジンジャー】
価格:1000円前後
生姜、甘草、桂皮など、身体を温める効果のある生薬が多く含まれているので、風邪の時の栄養補給にぴったりです。
ゼナシリーズを製造している大正製薬の公式ホームページでも、
“ゼナジンジャーは風邪の時の栄養補給に優れた効果を発揮する”
との記載があるので、まさに風邪の時に飲むべくして作られた一本といえるでしょう。
こちらもノンカフェインなのでユンケル黄帝液DCF同様、安心して飲めますよ。
風邪薬と栄養ドリンクを併用する際の注意点
栄養ドリンクの中には、カフェインを筆頭に風邪薬と同じ成分を含んでいるものが多数あります。
風邪薬と栄養ドリンクを併用して、有効成分を過剰摂取してしまうと効果が強く効き過ぎて身体に不調をきたすことがあります。
特にカフェインは風邪薬に含まれていることが多く、過剰摂取による睡眠障害や胃痛などの副作用があります。
また、カフェイン以外にも栄養ドリンクには多くの糖分が含まれているため、風邪薬の有効成分と併せて大量摂取すると肝臓の負担となります。
風邪薬と栄養ドリンクを併用する際は、服用中の風邪薬を持ってドラッグストアに行き、薬剤師に相談してから購入するようにしましょう。
栄養ドリンクは色んな種類があるので、選ぶのが大変ですよね。
今回おすすめした2種類の栄養ドリンクは、どちらも第2類医薬品です。
第2類医薬品は副作用・相互作用などに注意が必要で、風邪薬もここに分類されています。
ジュース感覚で飲んでしまいがちな栄養ドリンクですが、肩書上は立派な薬なので普段服用している薬と同じように副作用に気をつける必要があります。
風邪でドラッグストアを訪れた時には、自己判断で栄養ドリンクを購入する前に薬剤師に相談するようにしましょう。
飲み方や副作用なども説明してもらえるので安心ですよ!