目の前にグミがあると、自然と手が伸びパクパク食べ続けてしまいますよね~
封を切るとなくなるまで手が止まらなくなるグミですが、食べ過ぎると太ったりニキビができてしまうのは知っていますか?
今回「グミは大好きだけど食べ過ぎは防ぎたい!」なんて人のため、
- グミを食べ過ぎると、どんなデメリットがあるのか
- 1日分のグミ、適量はどれくらいか
これらの疑問の回答をお伝えします。
グミって食べ過ぎると太る?
”グミは低カロリーなので、ダイエット中に食べるおやつには最適”なんて言われていますが、食べ過ぎると太るのは事実です。
スーパーやコンビニで売られている、市販のグミのカロリーと糖質がこちら。
- ハリボー ゴールドベア → カロリー:171kcal・糖質:22.8g/50g(0.5袋)中
- ブルボン フェットチーネグミ → カロリー:165kcal・糖質:37.3g/50g(1袋)中
- 明治 果汁グミ → カロリー:168kcal・糖質:38.6g/50g(1袋)中
※糖質は「炭水化物量-食物繊維量」で求められるが、グミには食物繊維の表記がないため「炭水化物量=糖質」として紹介
ごはん(茶碗1杯分)のカロリーが約240kcalと考えると、170kcal前後のグミは低カロリーといえるので、ごはんよりはダイエット向きの食品かもしれません。
ただ太る・太らないはカロリー以外に糖質も大きく関係しており、グミは低カロリーではあるものの大量の糖質が含まれています。
糖質は消化の際に”ブトウ糖”に分解されて体を動かすエネルギー源になりますが、エネルギーとして消費されなかったブドウ糖は中性脂肪に変化し、体内に蓄積されていきます。
そのため運動しないのに糖質を多く含むグミを食べ過ぎると、中性脂肪がどんどん増えて太ってしまうのです。
グミを食べ過ぎるとニキビができる?
市販のグミは美容成分として知られている「コラーゲン」が配合された商品が多いので、一見するとニキビとは縁遠いおやつと思えるかもしれません。
もちろん適量を守りグミを食べる分にはニキビを心配する必要はありませんが、食べ過ぎると逆効果です。
グミを食べ過ぎるとニキビができる原因は、太ってしまう原因と同じく”大量の糖質”です。
”コラーゲン配合”を謳っているグミでも、下記のとおり大量の糖質が含まれています。
- 明治 果汁グミ(コラーゲンマスカット) → 糖質:50.7g/68g( 1袋)中
- カバヤ コラーゲン1000グミ → 糖質:156g/170g(1袋)中
そもそもグミ自体がコラーゲンの塊なので、”コラーゲン配合”を謳ってなくてもグミにはコラーゲンがたっぷり含まれています。
コラーゲン配合を謳っているグミも、そうでないものも、食べ過ぎるとニキビができるので注意しましょう。
ニキビができる原因は”糖化反応”
糖質の大量摂取でニキビができやすくなるのは、”糖化反応”が原因です。
糖化反応とは余分な糖質が体内にあるタンパク質と結びつき、どんどん体を錆びつかせていく現象を指します。
糖化反応はニキビの原因になるのはもちろん、動脈硬化や白内障のリスクを高めたり、老化を早める危険性も指摘されています。
グミには糖化反応を起こす原因となる糖質が大量に含まる食べ物なので、摂取量には十分気をつけてくださいね。
1日分のグミ、適量とはどれくらい?
ダイエット中の方はもちろん、健康に気をつかっている人にもおすすめの1日分のグミ適量は「最大1袋(50g)」です。
グミの適量を1袋と定める理由がこちら。
- 農林水産省が推奨している、1日のおやつの適量(200kcal)を超えない
- 厚生労働省が推奨している、1日に摂取してもよい糖質量を超えない
厚生労働省が推奨する1日分の糖質摂取量は性別・年齢によって若干変わるものの、アスリート以外の成人以上の男性・女性なら250~300gと覚えておいて間違いありません。
糖質はグミ以外に普段の食事からも摂取するので、多くてもグミ1袋までに抑えた方がよいでしょう。
低カロリー、コラーゲンたっぷりのおやつといえるグミですが、食べ過ぎると糖分の過剰摂取になります。
糖分の過剰摂取は太るだけでなく、ニキビなど肌トラブルの原因にもなりますし、糖尿病や動脈硬化など怖い病気になるリスクも高めます。
グミに限った話ではないですが、甘いものを食べる時は必ず適量を守り、食べ過ぎないように注意してくださいね!