溶けたアイスクリーム、再冷凍は危険？常温で溶けない時間は何分？

すぐ食べようと思い一時的に保管したアイスクリームが溶けてしまうと、やるせない気持ちになりますよね…

溶けたアイスクリームはもう一度凍らせると元に戻る気もしますが、再冷凍は危険だと知っていますか？

またアイスクリームが溶ける悲劇を防ぐため、常温に放置しても溶けない時間が何分なのか知っておきたいところ。

今回、溶けたアイスクリームの再冷凍が危険な理由、そしてアイスクリームを常温で放置しても溶けない時間は何分なのかまとめていきます。

溶けたアイスクリーム、再冷凍はなぜ危険？

溶けたアイスクリームの再冷凍が危険な理由は、品質が劣化するからです。

アイスクリームが溶けた時、「再冷凍すればいいか！」と安易に考えるかもしれませんが、再冷凍したアイスクリームは味も食感も溶ける前の状態に比べ大きく劣ります。

実際多くのアイスクリーム製造会社は”味や食感が劣化する”という理由で、アイスクリームの再冷凍をおすすめしていません。

また暖かい場所に放置して溶けたアイスクリームは、雑菌が繁殖している恐れがあります。

溶けたアイスクリームは不味いだけでなく衛生面でも危険だといえるので、再冷凍せず処分しましょう。

溶けたアイスクリームを再冷凍して固めると、アイスクリームを形成する素材のバランスが大きく崩れるため不味くなります。

パピコやジャイアントコーンでお馴染みのグリコによると、アイスクリームが美味しいのは

この3つの要素が絶妙なバランスで成り立っているためで、味がクリーミーで美味しいのはもちろん、食感も良く食べられるのです。

ただ溶けたアイスクリームを再冷凍すると、油脂分は均等でなくなり空気の泡と氷の粒は消えてしまうため、一度崩れたバランスは元に戻りません。

そのため再冷凍したアイスクリームを食べた時、「不味い」「食感や後口が悪い」と感じてしまうのです。

一度溶けて液体になったアイスクリーム、再び美味しく復活させるには

この3つの要素が大切です。

3つ全て満たすには、溶けたアイスクリームをカップに移して冷凍庫へ入れた後、固まりかけのアイスクリームを定期的に混ぜ、油脂分を均一にして空気も含ませる必要があります。

完全に固まる前に何度も空気を含ませるように混ぜ続けることで、油脂分が均一になって空気が入り、氷の粒も適度な大きさになるのですが…

この作業、正直めんどくさすぎます(^-^;

これら3つの作業をボタン一押しで行えるのが、アイスクリームメーカーです。

アイスクリームメーカーは自家製アイスが作れる以外に、溶けたアイスクリームを美味しく復活できるアイテムでもあります。

上で紹介した楽天のアイスクリームメーカーはランキング1位で値段も1000円台なので、暑い日を乗り切るアイテムとして常備しておくのもおすすめですよ♪

基本的にアイスクリームは購入後すぐに食べるものですが、スーパーで箱買いした時などは一定時間、常温で放置しないといけません。

アイスクリームが常温でも溶けない時間は何分なのか、実際に夏場（8月）にタイプの違うアイスクリームをいくつかの購入し、実験してみた結果がこちらです。

※室温は27度

※全てパックから出し、皿の上で放置した時間

スティックアイスのようにアイスむき出しのタイプはすぐ溶けやすいのですが、スティックアイスの中でも果汁入りのものは特に溶ける時間が短かったです。

またカップ入りやモナカアイスといった、アイス部分がパックやモナカでガードされたものは、溶けない時間も長くなると分かりました。

（スティックアイス・パック入りソフトクリームも、封を開けずに常温に放置すれば、溶けない時間はもう少し長かったかもしれません…）

上の時間は私の独断と偏見で「溶けている」と判断した時間なので、人によって数分のズレはあると思います。

ただアイスクリームが溶けるまでのおおよその時間は捉えていると思うので、例えばスティックアイスなら”20分以内に食べる（冷凍庫に入れる）”と考えて良いでしょう。

今回クーラーが効いた室温27度の部屋でアイスクリームを放置して実験しましたが、このデータは27度以上の環境に対しては参考になりません。

また同じ温度で放置したとしても、アイスの原材料や個人の捉え方で結果は変わってくると思います。

確実なのはアイスクリームを再冷凍しても、溶ける前の味・食感には戻らない事実だけなので、”アイスクリームを常温で放置する時間は極力短くする”これに尽きると思います。

当たり前のことですが、アイスクリームは絶対に溶かさないように気をつけましょうね(^^)/