スイーツを購入したときに入れてくれる保冷剤ですが、気を抜くとどんどん溜まっていき冷凍庫を圧迫しますよね…
捨てるのは簡単ですが、どうせなら食品を冷やす以外の使い道を見つけ、役立ててから廃棄したいもの。
溜まりに溜まった保冷剤、寝るときや消臭剤として使えると耳にしたので、いろいろな使い道を考えてみました。
また保冷剤は冷やすものと固定概念がありますが、実は温めるのもアリなんです!
保冷剤の成分と誤飲時の対処法!
食品の宅配便や持ち帰りのケーキと梱包される保冷剤の成分は、ほぼ水で残りは高吸収性ポリマーなどが使われています。
高吸収性ポリマーは赤ちゃんの紙おむつなどに使われており、水を吸収して固める性質があります。
昔の保冷剤は体内に入ると有毒化する「エチレングリコール」が使われていましたが、危険だと問題になったことで現在は使われていません。
もし保冷剤を誤飲してしまった場合、どのくらいの量を飲んだのか確認した上、少量であれば水や牛乳を飲ませて様子をみましょう。
心配な時や飲み込んだ量が不明、大量の可能性があるなら早めの受診をおすすめします!
保冷材の使い道5選!寝るときや消臭剤に最適?
保冷剤の特徴を活かせる、おすすめの使い道を5つ紹介ていきます。
寝るとき、タオルに巻いて使う
熱帯夜が続き睡眠の質が低下すると、日中の眠気によって集中力がなくなり、仕事の作業効率が低下する恐れがあります。
一晩中クーラーをつけると体調が悪くなる体質の人には、保冷剤がおすすめ!
寝るときに、保冷剤にタオルを巻いて冷たすぎないよう調整し、枕の上に置いて寝ましょう。
寝るときに使う注意点として、耳より下に保冷剤を当てると脳の働きが良くなり睡眠妨害につながります。
保冷剤を置く場所は耳より上、後頭部の上部にして下さい。
頭の上部を優しく冷やせば睡眠導入が上手くいき、いつもより快適に眠れること間違いなしでしょう。
お弁当の上に置いて使う
保冷剤の使い道として無視できないのが、やっぱり保冷を目的としての使い方。
仕事や学校にお弁当を持っていくのに傷みが気になる季節は、保冷剤が解決してくれます。
保冷剤を入れる手順は、詰め終わったお弁当箱の上に保冷剤を置いた後、保冷バック、もしくはお弁当袋に入れます。
冷気は上から下に流れていくので、保冷剤の位置はお弁当箱の上が正解です。
保冷バックやお弁当袋の中で保冷剤がはぐれないよう、輪ゴムやゴムバンドで固定するのも忘れないでくださいね。
中身を取り出し、消臭剤として使う
保冷剤の成分にある「吸収性ポリマー」は、市販の消臭剤にも使われている成分です。
そのため保冷剤は冷やす以外の使い道もあり、冷凍庫に溜まった保冷剤で簡単に消臭剤が作れます。
保冷剤を解凍した後、封を開けて空き瓶などに入れるとカンタン消臭剤の完成!
消臭・芳香剤として使いたいなら、好きな香りのアロマ香り玉を入れて混ぜるようにしましょう。
わが家は柔軟剤の香りが好きなので、瓶に移した保冷剤に柔軟剤を適当に混ぜています。
保冷剤で作った消臭剤はペットや小さい子供の誤飲を防ぐため、手の届かないところに置いてください。
植物の乾燥を防ぐために使う
ガーデニングや観葉植物があるお宅では、旅行などで長期間留守にすると水やりができないのが難点ですよね。
意外なことに、保冷剤は植物の乾燥対策としても使い道があります。
解凍した保冷剤の封を開けて水やり後の土の上に出しておけば、水やり後の状態をキープする効果が得られます。
これは高い保水性をもつ、高吸収性ポリマーでできた保冷剤だからこその使い道といえます。
ただし1週間以上留守にする場合、さすがに保水効果は継続しません…
4日以内を目安にして、それよりも水やりをできない期間が長くなる時は、誰かに水やりを依頼しておきましょう。
赤ちゃん・子供の暑さ対策に使う
寝るとき以外にも、保冷剤を使った暑さ対策は色々できます。
年々猛暑となる夏の季節は車の中が高温になり、体温の高い赤ちゃんや子供たちは一瞬で汗だくに…
そんな時は保冷剤をタオルで巻いてチャイルドシートに置けば、チャイルドシートに固定される赤ちゃん・子供でも快適なドライブが楽しめます。
同じように、ベビーカーのシート部分にタオルで巻いた保冷剤を仕込んでおけば、暑さで愚図ることなく乗ってくれるはず。
赤ちゃんと密着する抱っこひもにも保冷剤を入れると、赤ちゃんだけでなく大人も涼しく感じられるのでおすすめです。
保冷剤には
- 保冷効果を活かす
- 中身の成分「高吸収性ポリマー」を活かす
上記2つの使い道があるといえるでしょう!
保冷剤は温めるのもアリ?
保冷剤といえば冷たいもので、冷やすことが主な目的ですが、温めて使えそうな気もしますよね。
意外なことに保冷剤は温める使い道もOKなアイテムで、温めた保冷剤を目や肩・腰など疲れている部分においておけば、疲労回復効果を発揮します。
温めるといっても電子レンジでチンすると爆発する可能性があるので、保冷剤を温めるときは湯せん一択です。
保冷剤を常温で溶かした後40℃程度のお湯に入れて湯せんし、水気を拭きとってから目元や肩など温めたい部分において使うようにしましょう。
保冷剤は破れない限り何度も温めて使えますが、温もりの継続時間は短いので体や食品などを長時間温め続ける使い方は不向きです。
保冷剤を温める使い道は、ちょっとリラックスしたい時、数分間のみ対応できる方法だと覚えておきましょう。