暖かくなってくるとコンクリートやベランダに頻繁に発生する“赤い小さい虫”。

たまに室内でも見かける、気持ち悪い赤い小さい虫の正体は「ダニ」ですが、なぜコンクリートなどに大量発生するのか原因が気になりますよね。

また赤い小さい虫の駆除方法はもちろん、大量発生させないための対策についても知っておきたいところ。

今回コンクリートや室内で見かける赤い小さい虫が発生する原因と、駆除方法を紹介します。

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赤い小さい虫、正体はタカラダニ!

赤い小さい虫、拡大した画像をみるとクモやダニっぽい見た目ですが…

赤い小さい虫 原因

 

正体はダニで、正式名称を“タカラダニ”といいます。

 

タカラダニは北海道から沖縄まで日本全土に生息している、ごくごく一般的なダニの一種で、体長は1ミリ程。

毎年暖かくなり始める3月頃に卵が孵化し、5月には成虫になり大量発生します。

タカラダニの寿命は約2ヶ月なので7月以降は見かけなくなりますが、繁殖力が強いので駆除しない限りは毎年の暖かくなってくると姿を現します。

 

タカラダニはなぜ赤いのか、その理由は判明していませんが、基本的にタカラダニは人を刺すような害虫ではありません。

ただ赤い体液に触れると、かゆみなど不快な症状を引き起こす可能性があるので、触れたり潰したりしないようにしましょう。

 

コンクリートや室内に発生する原因は?

赤い小さい虫・タカラダニは日当たりが良い場所・温かい場所を好む習性があり、エサは花粉やコケ、胞子・菌類。

住処も餌でもあるコケの中と考えられているため、エサが豊富で暖かい屋外のコンクリートやベランダなどで発見されることが多いのです。

 

室内でタカラダニを発見した場合、数匹程度であれば外から迷い込んで侵入してきた可能性が高いです。

おそらく家の壁をつたって餌を探していたものが、誤って室内に侵入してしまったのでしょう。

 

大量発生して見た目も気持ち悪いタカラダニですが、人に害のない虫として認識されているので、好んで研究しようとする人が少ないのが現状。

「何とかしてくれ!」と行政に苦情を言う人も多いようですですが、まだまだ大量発生する原因が分からない虫でもあります。

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赤い小さい虫・タカラダニの駆除方法

赤い小さい虫・タカラダニの駆除方法ですが、体液に触れるとかゆみを引き起こす可能性があるので、素手で触れるのはNGです。

タカラダニの活動期間は2ヶ月程なので少し我慢すれば見かけなくなりますが…

今すぐ駆除したい方は、以下の方法がおすすめです。

水で流す

ベランダや玄関、家の壁で発見したタカラダニは、水で流して駆除しましょう。

ホースで水をかけられない場合、ジョーロで水をかけるだけでも流れていきます。

時間が経つと再び発生しますが、洗濯物を干す前など、定期的に水で洗い流すようにしておけばシーズンが過ぎると、いつの間にかいなくなりますよ。

ダニ用の液体殺虫剤をまく

水で流した後、液体のダニ用殺虫剤をまいておけば、駆除した後もタカラダニが発生しにくくなります。

ダニ用殺虫剤はコストがかかるので、タカラダニがどうしても苦手で我慢できない人だけ購入を検討するようにしましょう。

コロコロにひっつける

じゅうたんのゴミを取るコロコロにタカラダニをひっつけて駆除すれば、処理も簡単。

室内でタカラダニを発見した時にコロコロを使えば、駆除ついでに掃除もできます。

掃除機で吸い込む

室内に迷い込んだ数匹のタカラダニを駆除するには掃除機が便利です。

駆除ついでに掃除もできるので、コロコロ同様一石二鳥な駆除方法ですね!

 

 

他のタカラダニの駆除方法として市販の殺虫剤も有効で、キンチョールやゴキジェットなど一般的な殺虫剤でタカラダニは駆除できます。

ただタカラダニは小さくて軽いので、殺虫剤をかけると飛んでいきますし、死骸を処理する手間が生じるので効率は悪いです。

人に害はない虫だけに息の根を止めて駆除する必要もないと思うので、水で流したりコロコロでひっつけて駆除するのが、最も簡単で効率良い駆除方法といえるでしょう。

 

赤い小さい虫を寄せ付けない対策

赤い小さい虫・タカラダニを駆除した後、再び寄せ付けないようにするためにタカラダニの餌であるコケや花粉を除去する作業も大切です。

屋外で大量発生した時は餌となるコケが生えていないか探してみて、もし発見すれば除草剤や洗剤、熱湯をかけて、出来る限り処理しましょう。

また室内を清潔な状態で保つのはもちろん、ベランダや玄関・各部屋の窓にタカラダニの侵入ルートになるような隙間がないかも確認してください。

 

 

見た目が気持ち悪い赤い小さい虫・タカラダニですが、駆除した後にまた大量発生するとメンタルがやられてしまいます。

放置しても害はないですが、一度駆除しようと覚悟を決めたのなら、駆除後の再発生防止にも努めましょうね!

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