Tシャツは一枚だけで着てもロンTと重ね着しても、おしゃれに着こなすことができる便利アイテムですよね。
購入当時は素敵なシルエットだったのに、何回も着ているうちに首元がよれよれに…なんて経験はないですか?
お気に入りのTシャツほどヘビーローテーションするため、首元がよれよれになりやすかったりします。
今回、Tシャツの首元がよれよれになるのを防ぐ方法や簡単な直し方についてお伝えします。
Tシャツの首元がよれよれになる原因は?
同じTシャツを何度も着ていることが原因で伸びてしまうのは、衣服の寿命なので仕方ありません。
ただ購入して数回しか着ていないのに首元が伸びてきたと感じる場合、洗濯の仕方やTシャツの生地に原因があります。
避けるべき洗濯の仕方
Tシャツを洗濯する時、ネットに入れずそのまま洗濯機に放り込んだり、大きなネットに複数枚のTシャツをまとめて入れて洗っていませんか?
このような洗い方をすると洗濯中に服同士が絡み合い、Tシャツの首がよれよれになる原因になります。
また洗濯物を干す時、首元からハンガーを通すのもTシャツの首元に負担がかかるのでNGです。
特に洗濯直後の濡れたTシャツは伸縮性が弱くなっているため、渇いている時よりも生地が引っ張られて伸びやすくなっています。
首元がよれよれになりやすい生地
首元がよれよれになりやすいTシャツは、首元の編み方を見ると分かります。
首元の編み目が縦横均等になっている生地は、洗濯や着脱する時にかかる横からの力に弱いため伸びやすいです。
反対に下画像のように縦のラインがはっきり見える編み方をしている生地は、横からの力に強いため伸びにくいといえます。
また同じ厚さの生地で比較した場合、綿100%よりポリエステルなどの素材が入っているTシャツの方が長持ちします。
これは、綿よりポリエステルの方が耐久性において優れた素材であるためです。
首元のよれよれを防ぐ方法!
首元のよれよれを防ぐには、丈夫な生地で作られたもの選ぶのはもちろん、首元を引っ張らないように気をつけることが大切です。
さっそく、最低限気をつけてほしいポイントをまとめます。
生地を見直す!
薄手より厚手の生地を選ぶのはもちろん、首元の編み方もチェックして縦のラインが強調されたTシャツを購入するようにします。
そうすることで首元がよれよれになる根本的な原因である、生地が弱いというデメリットをなくすことができます。
洗濯方法を見直す!
たとえ伸びやすくても自分好みのTシャツを購入したいと考えている人は多いはず。
そんな時は、洗濯方法を見直してTシャツの首元が伸びないようにしてください。
Tシャツ用の洗濯ネットを使う
ただ洗濯ネットを使うだけではなく、Tシャツ用に作られた洗濯ネットを使用します。
Tシャツ用の洗濯ネットは100均などでも販売されており、商品の袋に“Tシャツ○枚”と記載されているのですぐに分かります。
“Tシャツ1~2枚”と書かれていても、洗濯時に衣類が絡み合うのを避けるため1枚だけネットに入れて洗うようにしてください。
Tシャツの首元を輪ゴムでしばる
洗濯前に首元をつまんで輪ゴムで止め、洗濯ネットに入れて洗うとそのまま洗うよりも首元がよれよれになるのを防ぐことができます。
ただし、薄手の生地でこの方法を実践すると変なシワがつきやすくなります。
ハンガーにかける時、しわをキレイに伸ばすことも忘れないでくださいね。
ハンガーをTシャツの下から通す、もしくは使わない
首元からハンガーを通して乾かすとよれよれになりやすいため、Tシャツの下からくぐらせてハンガーを通しましょう。
ただ、吸水して重くなったTシャツをハンガーで吊るして乾かす行為自体、首元に負担をかける原因になります。
生地の薄いTシャツや首元が弱いTシャツは、ハンガーを使わず胴の部分で二つに折って干す方法をおすすめします。
よれよれになった首元を元に戻す方法!
寿命まで着倒して伸びきったTシャツは買い替えた方がいいですが、首元の伸び以外に問題がない場合、捨てるのはもったいないです。
よれよれになった首元はアイロンを使用して直すことができます。
直し方も簡単で、よれよれになった首元にアイロンを置き、頭に向かって縦方向に動かしていくだけです。
この際スチームをたっぷりあてながら、高温でゆっくりしわを伸ばすような気持ちで何度も縦方向にスライドさせてください。
首元のよれよれは編み込まれた繊維の横糸が伸び、編み込みに隙間ができて縦糸が余るために起こります。
アイロンをあて余っている縦糸を横方向に広げることで隙間を塞ぎ、よれよれをなくすことができます。
生地によっては上手くできないこともありますが、捨ててしまう前に1度試してみる価値はあるはずです。
今まで首元のよれよれが原因で捨てていた服がたくさんある人は、まず服の選び方と洗濯の仕方を意識して改善しましょう。
おしゃれに興味がある方は、洗濯の仕方のみを意識して改善してください。
また現在も首元がよれよれの服を着ている人は、一度アイロンをあてて直るか試してみてくださいね。