季節関係なく子供からお年寄りまで、広い世代に親しまれているアイスクリーム。
暑い夏に外で、寒い日にこたつで…など楽しみ方は様々で、気づいたら食べ過ぎてしまった経験がある人も多いはず。
ふと思ったのですが、健康を考えた際アイスクリームは一日何個まで食べていいものなのでしょう?
また子供がいる家庭ではアイスクリームは何歳から与えてよいのか、年齢の基準が気になりますよね。
今回、食べ過ぎると危険なアイスクリームですが一日何個までが理想なのか、また何歳から食べてもOKなのかお伝えします。
アイスクリームを食べ過ぎるとどうなる?
甘くて冷たくて、ついつい食べ過ぎてしまいがちなアイスクリーム。
しかし常温のお菓子とは違いアイスクリームは非常に冷たく、体温より極端に食べ物の温度が低いため、食べ過ぎは身体に大きな負担をかけます。
まずアイスクリームを食べて体温が急激に下がると、消化不良や冷え性の原因となります。
- 消化不良 → 胃や腸が冷たい食べ物に驚き正常に機能しなくなり、腹痛や下痢を引き起こす
- 冷え性 → 体温が下がると血行が悪くなり、冷え性を悪化させる
また体温の低下以外に栄養バランスの乱れを引き起こす原因にもなりますし、アイスには中毒性があります。
栄養バランスの乱れ
アイスクリームは甘くて水分量も多いので、想像以上にお腹にたまりやすいです。
そのため一度にたくさん食べると食欲がなくなり、食事量が減る原因になります。
中毒性がある
アイスクリームに大量に含まれている砂糖には依存性があり、“砂糖依存症”という病気も存在します。
砂糖依存症になると肥満になりやすく、糖尿病や動脈硬化など恐ろしい病気の引き金になります。
食べ過ぎにはたくさんのデメリットがあることから、アイスクリームは1日に食べる量を制限すべき食べ物だと分かりますね!
アイスクリームは一日何個まで大丈夫?
まずアイスクリームは、“食べないに越したことはない嗜好品”であることを前提においてください。
「癌になるとアイスクリームが食べたくなる」なんて都市伝説もあるくらいですし…
それを踏まえた上で一日何個までならOKか決めるなら、一日一個までが理想といえます。
マルチパックの小さな棒アイスとスーパーカップなどのカップアイスでは量がかなり違いますが、極力小さいサイズを一日一個までにするのが理想です。
例えば、
- 小さな棒アイス2本を昼と夜に分けて食べる
- 棒アイス2本分以上の量のカップアイスを1日一回食べる
上記2パターンで、どちらが健康を害するのか比較した場合、
- 1日2回食べると、体温を急激に冷やすタイミングを1日2回作る
- 大量のアイスを食べると糖分の取り過ぎになる
といったようにどちらにもデメリットがあるため、どっちがマシか決められません。
誘惑に負け、つい食べ過ぎてしまわないよう、
- 買いだめしない
- アイスが食べたい時はウォーキングをしながら買いに行く
- あらかじめ食べる時間を決めておく
など、自分の中でルールを決めて工夫しておくといいかもしれませんね。
アイスクリームは何歳から食べても良い?
大人でもデメリットが多いアイスクリームですが、子供は何歳から食べても良いのか気になりますよね。
栄養素的にみると子供がアイスクリームを食べるメリットは全くなく、完全に嗜好品の分類になります。
食べさせないに越したことはないですが、もし何歳からOKなのか基準を決めるなら、離乳食や幼児食を完全に卒業してもよい年齢である、3歳以上が理想ではないでしょうか。
ただ子供は大人と比べて消化器官の働きが弱いため、一日何個もあげるのは絶対にやめましょう。
3歳の子供にアイスをあげる場合、一日一回、カップアイスをティースプーン2~3杯程度、小さな棒アイス1/3程度にしておくのが無難です。
また「アイスを食べていると、赤ちゃんが欲しがったので少し舐めさせた」なんてパターンもよく聞きますが、生卵や乳製品はアレルギー症状を発症させる原因になります。
子供が小さなうちはアイスクリームはもちろん、その他嗜好品類も子供に食べているところを見られないよう、こっそり食べるようにしましょう。
アイスクリームの種類!健康面を考慮したおすすめは?
一言でアイスクリームといっても、以下の様に色んな種類があります。
- ラクトアイス
- アイスミルク
- アイスクリーム
- 氷菓
(普段購入する際、気にする人は少ないと思いますが、アイスクリームは成分により細かく分類類されていて、パッケージに記載されています)
健康面を考えるのなら、上記4種類のアイスクリームの中では
- アイスクリーム
- 氷菓(アイスの実・ガリガリ君など)
この2種類がおすすめです!(厳密にいうと氷菓はアイスクリームと同じ分類ではないですが、食べるタイミングや目的が同じなので今回はまとめて紹介しています)
ちなみに氷菓は低カロリーで添加物が少ないものが多いのでおすすめで、アイスクリームはちゃんと牛乳で作られているためおすすめです。
他の2種類(ラクトアイス・アイスミルク)は牛乳の代わりに“食物性油脂”という添加物を使用し、アイスクリーム風に見立て作られています。
添加物で作られたアイスを食べていると考えると、どれだけ健康に良くないか想像はできますよね…
ただアイスクリームはラクトアイスよりも比較的値段が高く、今ある商品の約6割はラクトアイスとなっています。
アイスクリームで安価、さらに有名な商品を探してみると森永乳業の「MOW」が当てはまります。(ちなみにハーゲンダッツはほとんどがアイスクリームです)
健康面を気にしてアイスクリームを選ぶ場合、「MOW」がいいかもしれませんね♪
アイスクリームは食べないに越したことはないですが、「食べるとストレス解消になる!」なんて思っている人も多いはず。
食べる個数をきちんと守り、上手に付き合っていくようにしましょう。
また子供にアイスクリームをあげる時は、大人以上に量や回数に気をつけて食べ過ぎを防ぐようにしてくださいね。