カルピスの原液、開封後の賞味期限！未開封なら期限切れも飲める？

いつまでも変わらない昔懐かしい味と、爽やか飲料水のイメージが強いカルピス。

水で薄めて飲む原液タイプや、そのまま飲めるカルピスウォーター、さらにカルピスソーダ・チューハイなどラインナップも多い商品ですよね。

お中元などで頂くことも多いカルピス原液は開けてすぐ飲み切れるものではないため、開封後の賞味期限が気になります。

またカルピスの原液は、未開封であれば記載されている賞味期限が切れても飲めるものなのでしょうか？

今回、喉の渇きを潤す爽やかドリンク・カルピス（原液）の賞味期限や期限切れ後の扱い方についてまとめていきます。

カルピスの歴史と名の由来

大人から子供まで幅広い年代から支持される、昔ながらの乳酸菌飲料・カルピスが誕生したのは1919年の7月7日（七夕）のこと。

2019年は誕生100年の記念すべき年になりますが、元々カルピスは生みの親・三島海雲氏によって

を本質として開発されました。

カルピスの名の由来はミネラル成分「カルシウム」と、サンスクリット語の“最上の味”を意味する「サルピス」を合わせた造語。

パッケージの水玉模様はカルピスの象徴ですが、これは誕生日である七夕にちなんでイメージされた「天の川」です。

カルピスは一年中飲めるドリンクですが、この水玉模様が夏の季節を彷彿とさせますよね。

国産生乳から脂肪分を取り除き、乳酸菌と酵母の発酵からできるカルピスは、原液を水で割って作るので好きな濃さに仕上げられるのも嬉しいポイントです。

カルピスは発酵飲料なので賞味期限を気にしない人も多いかもしれませんが、カルピス原液の側面には賞味期限がちゃんと記載されています。

カルピス原液に記載されている賞味期限は未開封を想定したもので、開封せずに保存した際、美味しく頂ける最長の期限です。

ただカルピス原液はペットボトルに入ったカルピスウォーターと違い、水で薄めて飲むタイプなので開封後～使い切るまでに時間がかかりますよね…

開封後のカルピス原液の賞味期限ですが、製造元・アサヒ飲料の公式ページを確認すると

”カルピス原液のように薄めて飲む商品は、冷蔵庫で保管して賞味期限は10日～2週間を目安にしてください”

と記されています。

（そのまま飲むタイプ、ペットボトルのカルピスウォーターは口を付けたらその日のうちに、そうでない場合でも開封後は2～3日で飲み切ってください）

カルピス原液には保存料が入っていないため、開封するとどうしても空気中の雑菌が混入し、品質の劣化が早まります。

開封後は開封日を容器に書き込んで冷蔵庫で保存し、賞味期限は保存後2週間と考えて飲み切るようにしましょう！

ちなみにカルピスを作り置きしたり、開封後の原液を常温で放置していると、雑菌が繁殖しやすくなります。

カルピス原液はその都度飲む直前に水で薄めて作るようにして、開封後は室内や車の中など常温（とくに高温になりやすい場所）に放置するのは避けてください。

未開封の場合、カルピス原液の賞味期限は製造日から9ヵ月とけっこう長めです。

でも、お中元なんかで大量にいただくこともあるカルピス原液だけに、そのまま放置して「未開封のまま賞味期限切れに…」なんてこともあるはず。

賞味期限は正しい保存方法で保管された場合に”美味しく飲める日付”を記載したものなので、カルピス原液は賞味期限切れでも未開封なら飲むことはできます。

ただ賞味期限切れ以降は徐々に味が落ちていき、不味く・傷みやすくなっていくのは確かです。

ネットでは「賞味期限切れ1年のカルピス原液でも問題なく飲めた！」なんて情報がありますが、期限切れ後の日持ちは保存環境によって大きく変わります。

賞味期限切れのカルピス原液を飲む時は、水で薄める前に

最低でも上記3つの項目をチェックし、品質に問題ないことを確認してから水で薄めて飲むようにしましょう。

賞味期限切れでも、冷蔵庫で保管していれば、まだまだ飲むことができるカルピス原液。

ただ、どうせ飲むなら最も美味しい状態のカルピスがいいと思うので、開封・未開封関係なくカルピス原液はできるだけ早めに飲み切ってしまいましょう！

100年間受け継がれてきたスタンダートなカルピスはもちろん、レモンや巨峰・メロンなど、フルーツがコラボした季節ごとの商品も楽しみなカルピス。

購入したりもらった際は、賞味期限をチェック（開封後は開封日を記入）し、期限切れになる前に飲み切ってくださいね。