自分で購入したりプレゼントされることも多い、おしゃれアイテム“ネックレス”。
奮発して高価なものを購入したのに、時間が経つと変色してしまった経験はありませんか?
たとえ、安く購入したものでもお気に入りのネックレスが元の輝きを失うとショックが大きいですよね。
今回、ネックレスの変色を元に戻すにはどうするのか、変色を抑えるお手入れの方法も併せてお伝えします。
ネックレスはなぜ変色する?
ネックレスは使用されている素材により、変色する原因が異なります。
今回はネックレスの素材で多いシルバーとゴールド、ピンクゴールドが変色する原因をお伝えします。
シルバー
シルバーネックレスが変色するのは硫化が原因です。
空気中に含まれる硫化水素とシルバーが反応し、ネックレスの表面に硫化銀が発生するため変色してくすんでしまいます。
温泉にシルバーネックレスをつけて入った経験がある人は、黒く変色したのではないでしょうか?
温泉にふくまれる硫黄は硫化の原因になるため、普段身に付けている時よりも短期間で変色しやすくなります。
ゴールド
24Kのみを使用した高価なネックレスであれば、長時間使い続けない限り変色することはありません。
ただメッキ加工されたネックレスの場合、摩擦で剥がれたり皮脂により錆びると変色します。
メッキ加工されているか確認するには、K18、K24といった刻印と併せて、
- GF(金張り)
- GP(金メッキ)
といった表示がないか確認して下さい。
上記の表示があればメッキ加工されている証拠なので、変色しやすくなります。
ピンクゴールド
若い世代の女性中心にアクセサリーの素材として人気なのがピンクゴールドです。
ピンクゴールドが変色するのは、素材の中に含まれている銀や銅が原因です。
銀や銅は空気中に含まれる酸素と化学反応して酸化するため、他の素材と同じようにくすんで変色します。
また、ピンクゴールドは様々な物質を混合して作られているため、皮脂や流化も変色の原因になります。
ネックレスの変色を元に戻す方法!
変色する原因が異なるため、ネックレスの素材によって元に戻す方法も変わってきます。
先程紹介した、3種類の材質別に変色を元に戻す方法をお伝えします。
シルバー
- 深めの皿の上にアルミホイルを敷く
- アルミホイルの上に塩(50g程)を置き、その上にネックレスを置く
- 沸騰したお湯をかけ、ネックレスが浸かるまで溜める
- 1分程浸けたままにして完了
上記の方法を行うと化学反応の力でシルバーネックレスのくすみを取り除くため、購入した頃の輝きを取り戻すことができます。
ちなみに、シルバー磨きのクロスやブラシで擦って汚れを落とす方法は、シルバーの表面に傷がつくのでおすすめしません。
磨いてネックレスに傷がつくと空気に触れる面積が増えるため、硫化して変色しやすくなります。
ゴールド
- ボウルに40℃程のお湯を入れ食器用洗剤を数滴加えてかき混ぜる
- ゴールドネックレスをお湯の中に入れ、20分放置する
- ネックレスをお湯から取り出し、毛が柔らかい歯ブラシ・綿棒を使い気になる汚れを落とす
- 40℃程の流水を優しくあて、洗剤をキレイに流す
- やわらかい布で水分を拭き取り、十分に自然乾燥させて完了
ゴールドを傷をつけないよう、ネックレスを擦るブラシは必ず毛が柔らかいものを使用してください。
もし用意できなければ、綿棒のみで優しく汚れを擦り落とすようにします。
高価なゴールドのネックレスは自分で手入れするより、アクセサリークリーニングを行っている業者を探してお願いした方が無難です。
業者に頼めばお金はかかりますが、傷つけずにキレイな状態に戻すことができます。
ピンクゴールド
ピンクゴールドもゴールドと同じ手順で変色を元に戻すことができます。
ピンクゴールドが変色するとピンク色が目立たなくなるため、せっかくの可愛いネックレスが台無しです。
皮脂による汚れを放置していると、お湯と中性洗剤を使っても取りにくくなります。
定期的に手入れを行い、ピンクゴールドの女の子らしい雰囲気をなくさないようにしましょう。
その他素材のネックレス
数百円、数千円程のものであれば変色した時はクロスを使い表面の汚れを拭き取りましょう。
アクセサリーショップでなくても、ホームセンターや100均でアクセリー磨き用のクロスは購入可能です。
安いネックレスは特に錆びやすいので、ちょっとした変色を放置しておくと、かなり擦って削らないと元に戻らなくなります。
普段からネックレスを外した時に拭く習慣をつけておくようにしましょう。
ちなみにネックレストップの変色を防ぐため、トップに透明のマニキュアを塗っておくのもおすすめです。
そうすることで、皮脂や摩擦を防ぐのはもちろんネックレスの素材自体が空気に触れにくくなるため、酸化を防ぐこともできます。
また、金属アレルギー防止効果もあるため一石二鳥です。
ただし、高価なネックレスにマニキュアを塗るのは輝きや価値を下げる原因になるのでやめてくださいね。
ネックレスは汗や皮脂が付着しやすいため、着用後はネックレスの素材に合った方法でお手入れしましょう。
間違ったお手入れをすると傷をつけてしまったり、逆に変色を早める危険性もあります。
ネックレスは自分の魅力をさらに引き立ててくれるアイテムです。
髪の毛やお肌と同じようにお手入れを怠らず、きれいな状態で長く愛用していきましょう。