伝票や領収書・文書を書く時、仕事においてボールペンが必要になるシーンは何かと多いです。
普段通りボールペンを手に取って文字を書こうとした時、インクが出なくて困った経験はないですか?
インク切れで出ないのなら納得できるものの、インクがあるけど出ない…なんて状況だと、なんとかインクの出を復活させたくなりますよね。
今回ボールペンのインクがあるけど出ない時、今すぐ・簡単に復活させる方法をお伝えします。
ボールペンのインクがあるけど出ない原因は3つ!
ボールペンのインクがあるけど出ない時、考えられる原因は以下の3つです。
- インクが古い
- インクそのものがない
- 芯(インク)の中に空気が入った
イングが古い
ボールペンのインクは製造後3年以上経つと変質し、固く(出づらく)なります。
メーカーによっては芯に製造年月日が記されているので、まずインクそのものが古くなっていないか芯の製造年月日を確認してみましょう。
インクそのものがない
見た目ではインクが入っているように見える芯も、中身のインクはなくなっている場合があります。
インクがないと、どう頑張っても復活することはできないので、新しいボールペン(もしくは芯)を購入するしか解決する方法はありません。
芯(インク)の中に空気が入った
壁にかけているカレンダーやメモ帳にボールペンで何か記した記憶があるなら、芯の中に空気が入り込み、インクがあるけど出ない状態になったと考えられます。
ボールペンは構造上、水平向きや上向きに持って文字を書くと、先端にあるボールの回転により空気が入り込みやすいです。
芯の中に空気が入るとペン先と逆方向にインクが流れ、ペン先まで届きにくくなります。
デスク上で書類を書く分には芯に空気が入り込む可能性は低いですが、水平向きや上向きで使う時はインク出なくなるリスクがあるといえるでしょう。
ボールペンのインクを超簡単に復活させる方法!
インクがあるけど出ない原因で述べた”インクそのものがない”以外の状態なら、インクの出を復活させる方法はたくさんあります。
ただインクが出ない原因が1~3のどれに当てはまるのか、見た目で判断するのは難しいです。
インクがあるけど出ない状況に陥った時は、今から紹介する復活方法を一つでも多く試してみて、それでもダメなら買い替えを検討しましょう。
ティッシュの上を走らせる
四つ折りにしたティッシュの上にボールペンを走らせ、適当に書き殴ってみてください。
ティッシュ表面の凹凸がペン先のボールを動かし、動きを滑らにするためインクの出が復活します。
思いっきり振る
ボールペンを思いっきり振ると遠心力により中に詰まったインクが押し出され、インクの出が復活します。
ただし勢いをつけて振り過ぎると、過度な遠心力が芯の中のインクにかかり、外に飛び散ってしまう危険性があります。
ボールペンメーカーもボールペンを振る行為に関して”振り過ぎに注意!”と呼びかけているので、ボールペンを振る時は、
- インクが飛び散っても大丈夫な場所で振る
- キャップやテープを使い、ボールペンの先端に蓋する
など、インクの飛び散り防止対策を行ってからにしてください。
タバコのフィルターにペン先をねじ込む
タバコのフィルターは非常に細かい繊維で出来ているため、ペン先を差し込み、ねじるように回せばペン先に詰まったゴミを取り除けます。
喫煙者が近くにいれば、タバコを一本借りてボールペンの先をねじ込んでみましょう。
芯を温める
今まで紹介した方法で実践できるものを全て試してもインクが出ない場合、最後の手段としてボールペンの芯を温める方法があります。
まず手でボールペンの芯をぎゅっと握り、体温で温めてみましょう。
それでもインクの出が復活しない時は、
- ドライヤーの熱風を芯に当てる
- 芯の上下にテープを貼り防水加工し、熱湯に浸す
といった方法で、より熱を加えます。
ドライヤーや熱湯を使ってもインクが復活しなかった場合、インクが切れたか・寿命を迎えたかどちらかです。
検索すれば他にもインクがあるけど出ないボールペンを復活させる方法は存在しますが、時間の無駄になる可能性が高いです。
新しいボールペンを購入するか、インクの買い替えを検討しましょう。
インクのトラブルを防ぐため、ボールペンの扱い方を再確認!
ボールペンのインクがあるけど出ない状況に陥るのは、ボールペンの扱い方を間違えているからかもしれません。
ボールペンメーカーは、
ボールペンを寝かせて文字を書くと、先端のボールが上手く回転せずインクの出が悪くなる。書く時は60度以上の角度で筆記するのが理想的
といったように、ボールペンの正しい使い方を公式ページに記載しています。
またインクがあるけど出ない状況を避けるためには、
- 筆記以外にボールペンを使用しない
- ペン先を水平より上に向けて筆記しない
- 使用後はペン先を収納する(キャップ式の場合はキャップをしめる)
- 直射日光や高温を避ける
といった基本的な使い方を守ることも大切です。
例え100均で購入したボールペンでも、正しい使い方をしていればインクが出ないトラブルは起こりにくくなります。
余計な出費を増やさないためにも、ボールペンの使い方は普段から気をつけておきましょう。