いちごが大好きで頻繁に食べていても、ヘタまでは食べられないと思い捨てている人がほとんどだと思います。
見た目からして食べられないようにみえる”いちごのヘタ”ですが、実と一緒に食べても害はないので捨てるのはもったいないかもしれません。
いちごのヘタが食べれると分かれば、含まれる栄養素や味について気になりますよね。
また、いくら食べれると分かっても今まで捨てていた”いちごのヘタ”を急に食べるのに、抵抗を感じる人もいるのではないでしょうか?
今回いちごのヘタの栄養を調べるとともに、食べるのに抵抗がある人のために簡単な取り方も紹介していきます。
いちごのヘタって食べれるの?
日本人はヘタを取ってからいちごを食べる習慣がありますが、外国の一部地域ではいちごをヘタごと食べているところもあります。
海外のいちご料理レシピを調べるとヘタを取って作るレシピがたくさん紹介されているので、海外でもヘタを取って食べる国・地域の方多いとは思います。
ただレシピの中には、いちごのヘタを取らずに調理するものも存在していたので、”いちごのヘタは食べれる”といって間違いはないでしょう。
日本人にいちごのヘタを取って食べる習慣ができたのは、おそらくヘタの味が関係しているはず。
結局のところ、いちごのヘタは食べると害があるので取るようになったのではなく、”食べれるけど美味しくない部分”と認識されたので取られるようになったのでしょう。
ヘタに含まれる栄養素は?
食べれると分かっても美味しくはないので、食べるメリットがなければ、いまさら好んでいちごのヘタを食べる必要はないはず。
もし栄養豊富なら食べるメリットになると思うのですが、いちごのヘタに多く含まれる栄養は”葉緑素”のみで、他に多く含まれる栄養素は確認されていません。
葉緑素とは植物の葉や茎に含まれている緑色の色素で、ガムにもよく使われる成分です。
「クロロフィル」とも呼ばれガン予防や腸内環境改善、コレステロール値を下げる効果があります。
一度いちごをヘタごと食べて味に抵抗を感じなければ、葉緑素摂取のためにヘタごと食べようにするのもありだと思います。
ただ元々いちごのヘタは”取って捨てる部分”として認識されているので、衛生面に不安が残ります。
いちごをヘタごと食べる場合、食べる直前にヘタをきれいに水洗いしてから食べるようにしましょう。
ちなみにいちごのヘタではなく”葉”には、
- 免疫力を高める「ビタミンC」
- 生活習慣病の予防・便秘改善などの効果が期待できる「アグリモニイン」
といった美容や健康に嬉しい成分が多く含まれています。
しかしヘタ同様に美味しくはないので、結局食べる・食べないは味の問題といえそうです。
いちごのヘタ、簡単な取り方は?
いちごのヘタは”食べれるけど、無理して食べるほど栄養豊富ではない”と分かりました。
中には「いちごのヘタが意外と美味しかった」なんて人もいるかもしれませんが、大半の人は「今まで通りヘタは捨てよう」と考えると思います。
でもいちごのヘタって手で取ると芯が残るし、包丁で取ると実がもったいないし…なかなか簡単きれいな取り除くことができないですよね。
いちごのヘタ取りに苦戦している方のため、いちごのヘタの簡単な取り方を4つ紹介しておきます。
ヘタ取りを使う おすすめ度:★★★
いちごのヘタの簡単な取り方として、最もおすすめできるのがヘタ取り専用のアイテムを使う方法です。
いちごのヘタ取りはキャンドゥ・ダイソーなど100均で「いちごのヘタ取り器」として販売されており、簡単きれいにヘタを取り除けます。
使い方も簡単でヘタ取り器先端にある凹部分にいちごのヘタを挟み、挟んだまま引き抜けば完了!
使い慣れないうちは手がベタベタになり不便と思うかもしれませんが、すぐに使い慣れますし、慣れると手放せなくなります。
100均以外にAmazonや楽天でもヘタ取り器は販売されているので、値段よりデザインや機能性にこだわる人はネット通販を利用して購入しましょう。
ピーラーの”芽取り”を使う おすすめ度:★★★
刃物部分の横についている突起(芽取り)にいちごのヘタを当て、そのまますくうように動かせば簡単に取れます。
芽取りはジャガイモの芽を取るためにつけられた機能なので、いちごのヘタ取りに使う発想がない人は多いはず。
ピーラーはどこの家庭にも置いてあると思うので、新しくヘタ取りを購入する必要がない点でもおすすめのヘタの取り方といえます。
ストローを使う おすすめ度:★★☆
いちごの真下(ヘタの反対部分)にストローを突き刺し、そのままヘタまで貫通させる取り方です。
ストローの中に細い実が残るので、ヘタを取った実を食べながらストローから残った実を取り出し、ヘタ以外の部分までを食べ切るようにしましょう。
ストリーはヘタ取り・芽取りに比べて効率は悪いですが、何本でも用意できるのがメリットです。
いちごが大量にある場合、食べる人達にストローを渡して自分でヘタをとってもらうようにすると、いちごを用意する人の手間が省けますよ。
素手で取る おすすめ度:★☆☆
道具を使った方が確実に簡単ですが、道具が用意できない時のため、素手でいちごのヘタを綺麗に取る簡単な取り方も紹介しておきます。
- 左手でいちごを持ち、ヘタを右に向けて右手でいちごのヘタをつまむ
- 左手のいちごは左へ、ヘタを持っている右手は右へひねる
いちごはヘタも食べれると分かりましたが、ヘタより実の方が断然含まれている栄養は多いです。
また無理にヘタを食べようとして、いちごのおいしさが半減すると、いちごを食べる目的を見失ってしまっている気がします。
いちごは食べる機会が少ない高級フルーツなので、自分が最も美味しいと感じる食べ方で最後まで食べ切りましょう!