冬になると毎日暖房を使っている家庭は多いのではないでしょうか?
「暖房は空気が乾燥するので苦手…」などと思いつつ、結局私も冬の間は毎日暖房を利用しています。
でも、暖房って「いつまで経っても暖かくならない」「風量が強くならない…」「途中で運転が弱くなる」等、色んなトラブルが起きますよね。
エアコンの暖房が効かない原因は様々ですが、中には自分で対処できる不具合もあります。
暖房が効かない原因!真っ先に確認する4つの項目
暖房が効かないと感じた時、エアコンの取扱説明書を用意して、下記の1から順番に不具合がないか確認していきましょう。
- エアコンの性能が部屋の広さと合っているか?
- エアコンのフィルターはキレイか?
- 室外機はキレイか、吹き出し口付近に物はないか?
- 購入して10年以上経っていないか?
各項目別に詳しいチェックの方法と対策について、まとめていきます!
エアコンの性能が部屋の広さと合っているか?
特にエアコンを新しく購入して使用した際、真っ先にチェックしてほしいのが”エアコンの性能”です。
エアコン本体、もしくは取扱説明書に記載されている「畳数のめやす」がエアコンを使用している部屋と合っていますか?
畳数の目安が6~8畳と記載されているのに10畳の部屋で使用していると、当然暖房は効きにくいです。
また、木造よりも鉄筋で建てられた家の方が熱が外に逃げにくいので、部屋は暖まりやすいです。
畳数の目安が6~8畳と幅がある場合、6畳が木造で使用する場合、8畳が鉄筋で使用する場合に最適な広さと考えてください。
エアコンの性能に問題ないことが分かれば、暖房の効果を最大限に高める方法を実践します!
熱が逃げないようにする
部屋のドアや窓を閉め切るのはもちろん、カーテンを閉めたり、窓に断熱ボードを設置するなどして、とにかく熱を逃がさないようにします。
エアコンを設置している部屋に大きな窓がある場合、カーテンの質が暖房効果を高める上で重要な役割を果たします。
カーテンが薄手であれば、断熱効果の高い厚手のものに買い替えるのもありだと思いますよ。
暖かい風を循環させる
断熱対策をしているのに暖かくならない場合、部屋の上、天井付近に温かい空気が溜まっている可能性があります。
足や下半身は寒いのに、顔だけ暖かい…なんてことはありませんか?
エアコンの風向きを下にして足元に温風を送っていても、暖かい空気は軽いので上へ昇っていきます。
上に溜まった暖かい風を部屋中に循環させるため、扇風機やサーキュレーターを使いましょう。
天井に向けて回せば、暖かい空気が部屋中に循環して足元まで暖かくなります。
エアコンのフィルターはキレイか?
エアコンの風量が弱い時や暖かい風が出ない時、故障でなければフィルターが汚れている可能性があります。
エアコンのカバーを開けてフィルターをチェックし、汚れていれば歯ブラシや掃除機を使い汚れを掃除します。
また、フィルターを掃除する際はエアコンの内部や周りも汚れていないかチェックしましょう。
汚れやほこりを発見すれば、取扱説明書の指示を参考に従いブラシや掃除機でキレイにします。
ちなみに、今のエアコンは自動おそうじ機能が付いていますが、この機能があるから掃除しなくて良いわけではありません。
自動おそうじ機能はエアコンのフィルターのみを掃除する機能なので、エアコン内部に汚れが溜まっているかもしれません。
また、フィルターは特に汚れが溜まりやすいので、自動おそうじ機能のみ完璧に掃除することはできません。
毎日暖房を使う場合、2,3週間に一度はフィルターの汚れをチェックするようにしましょう。
室外機はキレイか、吹き出し口付近に物はないか?
エアコンの性能やフィルターにも問題がないのに暖房が効かない場合、原因は室外機にあるかもしれません。
まず室外機の吹き出し口付近に、何も物を置いていないか確認します。
吹き出し口付近に物があると、空気の循環がうまく行えず暖房効果が弱くなります。
プランターが置かれていたり洗濯物が干してある場合、室外機から少し離れた場所に移動させましょう。
次に、吹き出し口や室外機の裏側が汚れていないかチェックします。
ほこりや泥などが付いて汚れていれば、掃除機やブラシを使って掃除しましょう。
併せて、
- 室外機の中(羽)に異物が付着していたりゴミが溜まっていないか
- エアコン運転中に異音がしないか
などもチェックしてみることをおすすめします。
もし何か異変や問題があった時、自分で掃除するとなると室外機を分解しないといけないので危険です。
一度業者に電話して状況を伝え、暖房が効かない原因になりえる場合は清掃を依頼するようにしましょう。
購入して10年以上経っていないか?
購入後10年以上経っており、なおかつ1~3を確認・対処しても暖房が効かない場合、単純にエアコンの寿命が原因かもしれません。
特に、国内メーカーの高額なエアコンでない場合は寿命が原因の可能性が高いです。
寿命のエアコンを修理して使い続けると、またすぐ故障して無駄に修理費を払い続けることになったり、電気代がかさむ場合もあります。
一度業者の方に見てもらい、修理費や部品代、最新エアコンとの電気代の差などを考慮して買い替えを検討してもいいかと思いますよ。
エアコンの暖房が効かない原因は、今回紹介した以外にもたくさんあります。
私は知らないうちに暖房ではなく冷房運転にしていて、「暖房が効かない…」なんて思ってた経験もあります(^-^;
下手に自分でエアコンや室外機を分解して原因を確かめたり対処したりすると、故障の原因になることがあります。
エアコンの性能チェックとフィルター・室外機の掃除を行い、それでも暖房が効かない場合は自分で頑張ろうとせずに業者の方に見てもらってくださいね。