洗濯の必要がなく、消臭・防菌効果もあり使い勝手抜群!…と一時期ブームになった珪藻土バスマット。
水を吸わなくなったので、そろそろ処分すべきかな…なんて思っている人もいるかもしれませんが、珪藻土バスマットの捨て方は知っていますか?
また水を吸わなかったり、割れてしまった珪藻土バスマットでも、修理すれば再び使えるようになるかもしれません。
今回、珪藻土バスマットの捨て方と、水を吸わない時、割れた時の修理方法をお伝えします。
珪藻土バスマットの捨て方
珪藻土バスマットの原料は土なので、捨てる際は「燃えるゴミで捨ててもいいの?」と悩むかもしれません。
結論からいえば珪藻土バスマットは、陶器や割れ物と同じ分類になります。
生ごみなどと一緒に燃えるゴミとして出そうとすると、回収してもらえないので注意してください。
私の住んでいる地域では粗大ごみの日に陶器を捨てるカゴが設置されますが、陶器を燃えないゴミ(不燃ごみ)の日に回収するところもあります。
珪藻土バスマットが大きくてゴミ袋に入らない場合、
- 粗大ごみとしてそのまま出す
- 割って袋に入れて出す
上記どちらかの捨て方で処分しましょう。
ただ地域によっては粗大ごみの大きさにより、処分に費用がかかる場合があります。
そのまま捨てると費用がかかる場合、割ってからゴミ袋に入れて捨てますが、破片が周りに飛び散らないように注意してください。
割る時は周囲の安全を確認した後、少しの段差がある所に珪藻土バスマットを置き、ゴムハンマーで叩きます。
以下のポイントを意識すると、より安全に素早く割れると思います。
- 段差は15センチ程が理想(段差が高い場所は破片が飛び散りやすいのでNG)
- 金槌よりゴムハンマーを使う(破片が飛びにくいため)
- 二人掛かりで行い、一人がハンマー、もう一人がバスマットを支える(安全面を考慮)
珪藻土バスマットを割った後は、破片の後始末も忘れないでくださいね。
水を吸わない時の修理方法は?
珪藻土バスマットを捨てようと思う一つの基準が“水を吸わなくなった”ですが、寿命以外に、
- 水を吸収できないほど珪藻土が湿気をパンパンに含んだ状態
- 珪藻土の隙間に皮脂が目詰まりしている
といった可能性も考えられます。
寿命以外で水を吸わない時は修理すればまだ使える可能性があるので、捨てる前に一度修理して使ってみましょう。
湿気をパンパンに含んでいる場合の修理方法
珪藻土バスマットは目に見えないだけで、多くの水分を吸収して蓄えています。
水分を抜くには定期的に脱衣所から出し、風通しの良い場所で陰干ししないといけませんが、この作業を疎かにした場合、水分が抜けきっていないかもしれません。
脱衣所に珪藻土バスマットを置きっぱなしの人は、天気の良い日に外に出し、半日ほど日陰の風通しが良い場所で乾燥させてみてください。
干す際は直射日光の当たる場所は絶対に避けてくださいね。(日に当たるとバスマットが反り返り、割れる恐れがあります)
皮脂が目詰まりしている場合の修理方法
乾燥させても吸水力が復活しない場合、足裏の皮脂などで目詰まりしている可能性も考えられます。
干してもダメだった時、用意して欲しいのが“紙やすり”と新聞紙です。(紙やすりは目の粗いものではなく、300番台後半くらいの目が細かいものがベスト)
新聞紙を珪藻土バスマットの下に敷きつめた後、紙やすりで表面を薄く削り取ってみてください。(滑り止め付き軍手をして削れば、効率良く作業できます!)
皮脂の目詰まりが原因で水を吸わなかった場合、本当に薄く削り取るだけで効果を実感できるはずです!
以上の修理方法を実践しても吸水力が戻らない場合、珪藻土バスマットは寿命を迎えたといえるので、先程紹介した捨て方で処分します。
ちなみに珪藻土バスマットの寿命は約2年なので、“使用後2年以上経過したか”を基準に、捨てるか修理してみるか考えるのもありだと思います。
関連記事:珪藻土商品のデメリットとは?使用期限と湿気取り効果の口コミ!
割れた時の修理方法は?
凸凹した場所で使用したり、上から堅いものを落としたりすると、珪藻土バスマットは意外とすぐ割れます。
実際「すぐ割れた…」なんて口コミも多いですが、割れたまま使うのは危険ですし、珪藻土バスマットは接着剤では引っ付きません。
割れた時にできる修理方法はただ一つ、割れた部分を削って使うという、なんとも斬新な方法のみです。
割れた後、大きな方の破片の角を削り、怪我しないようにして使うようにしましょう。
割れた後の各破片が比較的大きなサイズで残っている場合、最も大きいサイズのものをバスマットとして使い、残った破片は、
- コースター
- 砂糖、塩など調味料の湿気取り
- クローゼットや靴箱の湿気、ニオイ取り
等、破片のサイズによって色んな場所で再利用するのもおすすめです。
珪藻土の湿気取り効果や消臭効果はバスマット以外にも使い道がたくさんあるので、小さな破片も捨てずに再利用するように心がけましょう!
珪藻土バスマットは布製バスマットより高価なものが多いので、水を吸わないから・割れたからと、すぐに捨てるのはもったいないです。
今回紹介した修理方法を実践し、本当の寿命を迎えるまで使い切りましょう!
また珪藻土バスマットの捨て方は陶器と同じなので、各地域の手順に従い正しく処分してくださいね。